大人になるにつれて、失われていく血色感。「でもあからさまなのはイヤだし、チークを入れないほうが洋服がこなれて見える気がする……」。そんな〝チーク迷子〞のあなたに捧げる、MICHIRU流テクニックの永久保存版。
教えてくれたのは……
MAKE-UP ARTIST
MICHIRUさん
パリやニューヨークで経験を重ね、雑誌や広告をはじめとする幅広いフィールドで活躍する。ナチュラルでヘルシーなものへの知識も深い。
仕込みのチークに重ねる
仕上げのチークを覚えましょう。
▼【STEP1】
“仕込みのチーク” テクニックは
コチラからチェック!
STEP1である程度必要な血色は手に入ったので、上からのせるチークは〝メイクの最終調整役〞と考えるのがオススメです。
先にアイメイクとリップを仕上げてから、どれくらい頰に色が必要なのかを見極めて。ファッションに合わせて色を選ぶことも意識してくださいね。
“効かせ系”にしたい場合は……
リボンシャツ¥24000/ハルミ ショールーム(CAT COPY)
目回りに差したシアーな赤みがリアルな高揚感を運んでくる
チークを効かせたいときは、シマーな赤が断然今っぽいですね。主張のある色ですが、ピグメントが入っていることでふんわりぼやけるので気になりません。入れる場所も大胆に高い位置に。ちょっとあどけない可愛らしさとモードな雰囲気の両方が手に入りますよ。
淡く透けてヴェールをかける
シマーな赤いパウダーチーク
(上から順に)
A. Les Merveilleuses LADURÉE
「ゴールドパールの効果で、肌の上に広げるとスーッと溶けていくお気に入りの1色」。
ミニ プレスト チークカラー 05 ¥2500/レ・メルヴェイユーズ ラデュレ
B. M・A・C
微細なパールが肌を美しく見せる、シアー発色。見た目よりもライトなつけ心地で、くすみも解消する。
ミネラライズ ブラッシュ ラブ シング ¥3500/ M・A・C
C. SHISEIDO
上質なサテンを思わせる光沢感で、染まるような赤みが頰に宿る。
SHISEIDO ルミナイジング サテンフェースカラー RD401 ¥4000/資生堂インターナショナル
[ How to Make up…… ]
2STEPで完成する
目回りを囲むCゾーンチーク
01.
頰の高い位置にたまご形にのせる
にっこりと笑って高くなる位置からこめかみに向かって、Aをブラシで斜めに広げる。このとき目のキワにかかってしまうと歌舞伎風になるので、注意を。
02.
眉毛のしっぽから囲むようにつなげる
ブラシにほんの少しだけAをつけ足し、眉尻に少しかかる位置から①でのせた部分につなげて。運動した後に頰が上気したような、自然な仕上がりに。
MICHIRU’s アドバイス
私のチークは、ほぼ今回の3パターンのいずれかでできているんです。色や濃さを変えて、応用も可能です。
▼“なじませ系” をつくる
チークテクはコチラをチェック!
Make-up:MICHIRU(3rd) Photo:TISCH(UN/model),SHINTARO(still) Hair:Koichi Nishimura(angle) Styling:Chisato Takagi Model:Cecil Kishimoto Illustration:Akane Ogura Text:Kazuko Moriyama