名作アニメーション『美女と野獣』の実写映画化に際し、主人公ベル役に抜擢された女優エマ・ワトソン。自分の将来像に大きな影響を与えたと語る作品と、そのプリンセスを演じた先に、彼女が見たものとは?

『美女と野獣』ベルを演じきって
目標の一つを達成できた気持ち

Photo:Art Streiber

“ハリポタ” のハーマイオニー。もう彼女にはその代名詞はふさわしくない。女優としてだけでなく、モデル、国連のUNウィメン親善大使としてジェンダーの平等を訴える活動家など、彼女を表す代名詞は数知れず。子役からすっかり大人の女優に成長したエマ・ワトソンは、まさに今を生きる女性のロールモデルとなったといえるだろう。

「私をロールモデル、といってくれるのはうれしいけど、まだまだやりたいこと、目指すことはあるわ。でも、今回『美女と野獣』のベルを演じることができたのは、目標の一つを達成した気分。だって、私が子どもの頃に観て、自分の将来像に対して間違いなく影響を与えた役だもの。初めてオリジナル版でベル役を演じたペイジ・オハラの歌を聴いたとき、たちまち共感したのよ。

ただ、あのときは若すぎて、どういうことに対して入れ込んでしまったのかがわからなかった。でも、今改めて考えると、ベルのスピリットやエネルギーには何かがあって、彼女こそが私のチャンピオンだってことがわかったわ。

そして、この作品に出ることが決まったとき、私はベルと同じスピリット、同じ価値観を持っていて、ベルが今の私にしてくれたと感じたし、同じようにこれを観てくれる若い女性へのエールになると思ったの。もちろんプレッシャーはあったわ。でも、夢が叶ったことの方が断然大きかったし、たとえプレッシャーがすごかったとしても断る理由なんてなかった。

だから、ビル(・コンドン監督)たちが作った新しいシーンをやるたびに、私はいつも、ベルのオリジナルのDNAを心に留めていたのよ。拳を上げて、いつでも戦う準備ができていたわ」」