3泊5日のノルウェー弾丸旅に出かけた写真家の千倉志野さんと、FRaUライターの城リユアは、世界遺産のフィヨルドクルーズやヨーロッパ随一の美しさを誇るフロム鉄道に熱狂したのち、ついに首都・オスロへとやってまいりました。
今回は、是非とも足を運びたい素敵カフェを2軒ご紹介しましょう。
北欧雑貨好きにはたまらない
ヴィンテージなカフェ
アーティストやクリエイターが数多く移り住むオスロ随一のおしゃれエリア「グリューネルロッカ」内で、昨年移転リニューアルしたばかりのカフェ「レトロリッケ・カッフェバー」(Retrolykke kaffebar)。
美味しい珈琲やスイーツが食べられるのはもちろん、店内には北欧好きをキュンキュンさせるヴィンテージのアイテムで溢れています。
オーナーは二人の子供のママであり、大のヴィンテージ好きトーニェさん。ビックスマイルで出迎えてくれました。
棚に並べられた1950年〜1970年代のヴィンテージ雑貨や食器は全て購入することができ、特に北欧を代表するロータス柄の食器は現在生産されていないだけに、北欧好きの胸を一層ときめかせてくれます。
食器だけでなく、ヴィンテージのお洋服もずらり。オーナー・トーニェさんのセンスが随所に光っています。
ワッフルや、ミルクたっぷりのカフェラテをお供に、かわいすぎるレトロな北欧の世界に浸ってみませんか?
環境未来都市・オスロならでは!
自転車カフェ
続いては自転車と一緒に入店でき、とっておきの珈琲や軽食を楽しむことができる自転車カフェ「ペロトン」(Peloton)へ。
実はオスロの自転車天国っぷりは筋金入りで、それには2019年までにオスロ中心部約3km圏内への自家用車の乗り入れが全面禁止されるというノルウェー政府の英断が少なからず影響しています。
つまり、近い将来、オスロ市民はもっぱらバスやトラムなどの公共交通機関と並んで、自転車にその足の多くを頼ることになるわけです。
街ではいたるところでサイクリストたちとすれ違います。こちらの写真の男性が乗っているのは観光客でも会員登録なしで3時間から利用できるレンタル自転車「Bysykkel」。
オスロ駅前など市内に点在するレンタルスポットで気軽にピックアップでき、とっても便利!
そんなECOシティ・オスロに2015年、初の自転車カフェとしてオープンしたのがここ。
入店してみると、サイクリストがカウンターで自転車をサイドに押しながら珈琲をオーダーしていました。
オスロでは、どんな交通手段を選ぶのかを含めて自分がどれだけサステビナブルな市民であるかをセルフアピールする時代に突入。
サイクリストであることは、トレンドの服に身を包むと同等か、それ以上にファッショナブルなことのようです。
もちろんお店には自転車同伴でなくても入店できますのでご安心を。
ここで是非味わってほしいのが、2000年の世界バリスタチャンピオンシップの初代優勝者であり、店の共同経営者の一人ロバート・トレセン氏が経営している焙煎所とコラボして作ったオリジナルのエスプレッソ! その名も聞いて驚くことなかれ「サイクリングエスプレッソ」!
日本ではまだ馴染みのない自転車カフェで、北欧コーヒーの礎を気付いたキーマンこだわりの一杯を飲みながら、オスロのECOマインドに思いを馳せてみて。
to be continued……
次回はオスロのフードマーケットへ!
【Information】
Retrolykke kaffebar(レトロリッケ・カッフェバー)
Markveien 35, 0554 Oslo,
☎+47 902 83 819
営業時間:9:00〜18:00
Peloton(ペロトン)
Torggata 36, 0183 Oslo
アクセス:バス54、34番Jakob kirke駅から下車し(オスロ中央駅からバスで約5分)徒歩でおよそ1分
☎+47 921 56 181
営業時間:8:00~23:00
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Text:Riyua Joe(mogShore) Photo:Shino Chikura