めまぐるしい勢いで進化する都市、ホーチミン。かつて一世を風靡した、ほっこりベトナム雑貨の面影は遥か昔。西洋とアジアがスタイリッシュに融合する、ベトナムの最先端をキャッチ!
かつてベトナムがフランスの統治下にあった頃、ホーチミンは「サイゴン」と呼ばれていた。その頃に建てられた建築様式こそが、コロニアルスタイル。当時へ想いを馳せ、しばしのタイムスリップを。
1880年創業のベトナム最古の名門
HOTEL CONTINENTAL SAIGON
市内中心のドンコイ通り沿いに建つ。1階にはレストランも。
フランスからのゲストを迎えるためのホテルとして建てられ、数回のリノベーションを経ながらも家具等は極力そのままに引き継ぎ、今尚その当時のムードを感じることができる。 ベッドルームとリビングを隔てるアーチ形の美しい仕切り。(オペラスイート340万VND)
天井が高くウッディな室内や、創業時の写真のインテリアなどが飾られ、味わいある雰囲気を醸し出している。老舗らしさもまた魅力の一つだ。 清潔感溢れるパティオで、ゆったりと朝食やカフェを。創業当時から生えているプルメリアの木も必見。
HOTEL CONTINENTAL SAIGON(ホテル コンチネンタル サイゴン)
132-134 Don Khoi St., Dist 1, 1, Ho Chi Minh
☎028-3829-9201
1泊スーペリアルーム 約215万VND~(+TAX10%・サービス税5%)
全87室
クレジットカード利用:OK
激動の全てを見守り続けた
ヒストリカルな老舗ホテル
HOTEL MAJESTIC SAIGON
数回改装を行ってはいるが、創業当時と同じインテリアも随所に。エントランスの天井のステンドグラスや階段のアイアンの装飾などは一見の価値あり。
数回改装を行ってはいるが、創業当時と同じインテリアも随所に。エントランスの天井のステンドグラスや階段のアイアンの装飾などは一見の価値あり。
重厚感のある扉を開くと、アガーウッドの香りと共にステンドグラスが目に飛び込んでくる。 開高健の定宿だった103号室。ファンにはたまらない!?
サイゴン川を望んでたたずむこのホテルは1925年にOPENし、ベトナム戦争中には各国のジャーナリストの拠点となり、作家・開高健も朝日新聞の臨時特派員として103号室に宿泊していた。国賓クラスの来客の他、カトリーヌ・ドヌーヴなど著名人も訪れている。 中庭にはプールも完備。スパは11月までリノベーション中なのでご注意を。
HOTEL MAJESTIC SAIGON(ホテル マジェスティック サイゴン)
1 Dong Khoi St., Ben Nghe, Dist 1, Ho Chí Minh
☎028-3829-5517
コロニアルデラックス 253万VND~(+TAX10%・サービス税5%)
全175部屋
クレジットカード利用:OK
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●情報は、FRaU2017年8月号発売時点のものです。
Photo:Mai Kise Coordination:Noriaki Sugita Text:Kazuko Moriyama
※通貨表記VND(ベトナムドン)は、1000VND=約4.93円(2017年6月28日現在)です。