【PR】44歳、新米ママの赤江珠緒が資産形成について本気で考えた

「そもそも老後はいくら必要?」

TAMAO AKAE

赤江 珠緒

2019.03.20 Wed

 
左)赤江珠緒さん 右)鈴木和彦さん(日本生命・団体年金部)

要な老後資金は3000万円とも5000万円ともいわれるなか、実際にこの金額を用意するために検討したいのが、目下、国を挙げて推進している個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」。そこで今回は、年金のスペシャリストである日本生命・団体年金部の鈴木さんがマネー初心者の相談役となり、iDeCo とはなにか?をアドバイス。その相談者は2017年7月に第一子を出産した赤江珠緒さんです。元朝日放送のアナウンサーで現在はフリーとして活躍し「タマちゃん」の愛称で知られ、お昼のラジオでは親しみやすさ溢れるトークを繰り広げる新米ママの赤江さんが、家族の将来に備えてiDeCoの仕組みを学びます。(取材&文・平原悟/写真・村田克己)

仕事と子育ての両立に奮闘中!

鈴木 本日はよろしくお願いします。私は1998年に日本生命に入社し、入社6年目から約7年間、確定拠出年金の仕事に携わりました。その後も、団体年金などの仕事を経験して、今年から再び確定拠出年金の担当に戻ってきました。

赤江 私も1997年入社なのでほぼ同世代ですね。今日は年金のスペシャリストである鈴木さんに将来の資産形成などについて、色々と教えていただきたいと思ってきましたので、よろしくお願いします。

鈴木 何でも相談してください。お聞きしたところによると赤江さんは一昨年、第一子を出産されたそうですね。毎日ラジオのお仕事をしながらの子育ては大変ではありませんか。

赤江 仕事と子育ての両立には苦労しています。今、1歳半で言葉を覚え始めたと同時に歩き始めて、とにかく一番目が離せない時期で。一言で言えば、ドッタバタです(笑)

鈴木 1歳半で言葉を発するというのは、お母さん似ですね。

赤江 私は妊娠中もラジオ番組に出演していました。胎教にいいからクラシック音楽を聴かせなさいと周りに言われましたが、そんな暇もなくて、ただただ雑談を聞いていたからか、言葉には興味があるみたいですね。

鈴木 ある意味、英才教育ですね(笑)。

赤江 でも、猫をニャンニャンと言っていたので、これはなかなか有望だと思ったら、犬も保育所のお友達もニャンニャン。動くものは全部ニャンニャンで、がっかりしました(笑)。

鈴木 そうでしたか(笑)お子様ができたことで、お金に対する気持ちの変化はありましたか。

赤江 あります!母親になったことで、我が子の先々のことや、自分の老後のことが気になるようになりましたね。

鈴木 そうですよね。私も下の子が5歳で、成人する時は私が定年を迎える頃なのでよくわかります。教育資金や自分の老後のお金に不安を感じている方はとても多いですね。

赤江 私自身、高校までは公立だったこともあり、教育へのこだわりは高くなかったのですが、少しずつ変わってきました。同年代の先輩お母さんの話を聞いていると、お受験について熱心に考えていることに驚きます。そういう様子を見ていると、少しは習い事もさせた方がいいのかと思うようになりました。

鈴木  お子さん一人の大学卒業までの資金が、1000万円以上かかるとも言われています。それ以外に自分の老後の資金まで準備しなければいけないと思うと、不安になる方が多いのもわかりますね。

余裕のある老後を過ごすにはいくら必要?

赤江 私は今44歳ですから、老後などまだまだ先だと思っていたのですが、改めて考えると60歳になるまであと16年と、意外に近いんですね。しかも我が家は子どもが一人なので、私たち両親が病気になった時、子どもに迷惑を掛けないくらいは準備しないといけないかな、と思っています。

そこで子どもができた時に生命保険は見直しました。それまでは自分たちのための医療保障が中心でしたが、自分たちになにかあった時に子どもに多少は残せるような死亡保障を充実させた商品に入りました。

鈴木 それは賢明な選択をされたと思いますよ。後は、自分たちの老後資金がある程度できれば、完璧ですね。赤江さんは老後の資産形成についてどのようにお考えですか?

赤江 本当に自転車操業という言葉がピッタリの生き方で(笑)、お金のことなど考える余裕がありませんでした。最初の10年は会社員でしたから会社にいればなんとかなる、と思っていましたし、フリーになった後は、目の前のお仕事をさせていただくということの繰りかえしです。先のことは読めず、安定とは無縁の人生です。本来なら不安定だから将来設計を練るべきなのでしょうが、なかなか難しいですね。

鈴木 独立してフリーになると会社員の方のように退職金もありませんから、将来に備えて少しずつでも準備を始めた方がいいかも知れませんね。

赤江 会社を辞めた後になって、会社ってありがたいなと思いました。フリーになると年金の制度も変わって自分でも準備しなければいけなくなりますからね。

鈴木 赤江さん、では老後に備えてどのくらい準備する必要があると思いますか?

赤江 2000万円くらいでしょうか。

鈴木 会社員の標準的な家庭の場合ですが、公的年金は夫婦二人で月額22万円程度もらえますが、一方でゆとりのある老後を送るには毎月35万円程度必要と言われています。年金だけでは13万円不足することになります。1年だと156万円、老後が20年間とすれば3120万円不足することになります。

赤江 えっ、3000万円以上ですか。

鈴木 60才から65才まで公的年金が受け取れない空白期間もありますから、その間で約1320万円。合計で4440万円。大雑把にいって余裕のある老後を送るためには4000万円から4500万円を60才までに準備することが望ましいということです。

赤江 えっ、3000万円でも驚いたのに、さらに1000万円上乗せですか。

鈴木 金額を聞くとビックリしてしまうかも知れませんね。赤江さんは既に準備済でしょうか。

赤江 それは蔵にザックザク(笑) だったらいいのですが、これから始めるのが現実ですね。

鈴木 多くの方がそうだと思います。なかなか現役時代から老後資金の準備を始めている方は多くありません。まずは、4000万円を目標にして、いつからどの程度積み立てれば、どれだけ準備できるのかをイメージすることから始めるのがいいと思います。そのうえで、どんな方法で積み立てるのがいいかを考えていくといいでしょう。

赤江 4000万円ですか。それは普段の生活費とは別に老後の蓄えとして、ですよね。それはなかなかハードルが高いですね。なにかいい方法はありますか?

鈴木 今、関心を集めているiDeCoもそのひとつといえるでしょう。

赤江 イ、イデコですか?

鈴木 iDeCoと書いて、イデコと読みます。iDeCoは個人型確定拠出年金で、個人が自分で出したお金を60歳になるまで運用し、老後資金を作るといった積立て制度と考えてください。

加入者が100万人を超える「iDeCo」とは

赤江 自分で運用するということは、運用結果次第で60歳になった時、どれだけお金が準備できるかは、わからないと言うことですか。

鈴木 そうですね。運用結果次第では積み立てた掛金を上回る場合もありますし、掛金を下回ってしまう可能性もないとは言えません。

赤江 その点は、将来受け取る額がある程度決まっている国民年金や厚生年金などとはかなり違っていますね。

鈴木 元々iDeCoは、公的年金だけではゆとりある老後を送るのが難しくなっていることを前提に、すべての国民が入る国民年金、いわゆる基礎年金や、会社員の方が加入する厚生年金に上乗せして給付を受ける私的年金の一つとして生まれました。

2001年に制度は誕生していたのですが、2017年1月に制度を利用できる対象の拡大など、大幅な制度の見直しが行われました。その際iDeCoという愛称もつけられ、注目度が高まってきたことで、昨年の8月で加入者が100万人を超えました。

赤江 えっ、そんなに利用している人がいるなんて知りませんでした。利用者が増えている理由はどこにあるのですか?

鈴木 かつては、会社員などの厚生年金加入者や自営業者に限られていた利用条件が、専業主婦(夫)や公務員にまで拡大されたこともありますが、税制優遇などのメリットが広く知られるようになったことも理由のひとつかも知れません。

赤江 どんなメリットがあるんですか!是非詳しく教えてください(笑)。

鈴木 一番のメリットは、様々な税金の優遇制度があることです。お金を出すとき、運用期間中、更にお金を受け取る際にも税金の優遇が受けられます。まず、お金を出すときから言いますと、「掛金が全額所得控除」されます。掛けた金額が所得から差し引かれるため、税金が安くなるわけです。

赤江 全額が控除されるんですか?

鈴木 例えば年収500万円の方が毎月2万円掛けると年間の掛金の合計は24万円ですが、所得税10%・住民税10%とすると、税金の負担減は4万8000円になります。24万円に対し4万8000円ですから20%お得になるということですね。運用で20%の利回りを達成するのはかなり大変ですから、これは魅力的ではないでしょうか。

赤江 預金の金利は0.01%程度ですから、これはすごくお得ですね。私もフリーになってからは毎年確定申告していて、控除がいかにありがたいか身に染みてわかります。

鈴木 もう一つ、貯金と違うのは、運用でお金を増やした時、儲けに対しても税金がかからないことです。

赤江 えっ、運用益が非課税と言うことですか。

鈴木 銀行の定期預金の利息はもちろん、株式投資や投資信託で得た利益にも税金がかかっています。税率はおよそ20%ですが、iDeCoは一切かかりません。その分が運用に回せるため、更に効率的な運用ができるわけです。

赤江 どんどんお得な情報が追加されてきますね。まだ、ありますか?

鈴木 三番目は出口、つまりお金を受け取る時です。日本の税金制度は退職時に受け取るお金については優遇されていますが、iDeCoもその対象です。iDeCoでは、一時金として全額を一度に受け取る方法のほか、年金として分割で受け取る方法、さらに両者の組み合わせでお金を受け取ることができますが、一時金で受け取る場合「退職所得控除」が、年金で受け取る場合は「公的年金等控除」が適用され、それぞれ税金の控除が受けられます。

赤江 一粒で3回美味しい、ということですか。60歳になった時に頑張って積み立てた自分へのご褒美と言うことですね。こんなお得な制度があるとは今までまったく知りませんでした。私もフリーになった際に国民年金だけでは老後が心許ないので、芸能関係の業界関係者が入る年金には加入したのですが、個人でも入れて税制上のメリットもあるこんなお得な制度があるなら、もっと早く入れば良かったと、今すごく後悔しています。

鈴木 これまでも個人で老後資金を積み立てるための金融商品はありましたが、税制優遇という面ではiDeCoは最強と言っていいでしょう。ただ、税制メリットを受けるためには確定申告をしなければいけませんから、その手間はかかります。

赤江 控除のメリットを思えば、確定申告の手間なんか、なんのその、ですよ(笑) 日本の年金はこのままで大丈夫なのかという不安だけが先行している気がしますが、実は年金を増やすための有利な仕組みも用意されていることを、多くの人にもっと知って欲しいですね。

鈴木 おっしゃる通りですね。では、後編ではiDeCoを使って老後資金をどう蓄えていくか、実践的なお話をしていくことにしましょう。

後編へ続く

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赤江 珠緒(あかえ たまお)

1975年、兵庫県生まれ。神戸女学院大学人間学部卒業後、1997年朝日放送入社。テレビ朝日系『情報満載ライブショー モーニングバード!』の司会を担当。2007年からフリーに転向、2012年4月からTBSラジオ「たまむすび」のパーソナリティを務める。2008年に一般男性と結婚。2017年4月に産休に入り、同年7月に第一子を出産した。