感度の高い人たちの間でも “今行きたい旅先” の筆頭格に挙がるスリランカ。“光り輝く島” という名前をもつだけあってビーチリゾートの聖地かと思いきや、岩山の世界遺産や茶畑が連なる高原地帯など、実は山リゾートの宝庫なんです!
今回はそのなかでも、身も心も解放感に包まれる癒やしのホテルと、本格的なアーユルヴェーダを体験できるスポットをピックアップ。すべてを自然に委ね、細胞レベルで心が喜ぶような旅、してみませんか?
スリランカ民主社会主義共和国
成田から直航便があり、所要時間は約9時間。アジア各地で乗り継ぎ可能。公用語はシンハラ語、タミル語。都市部では英語も通じることが多い。年間平均気温は27~28℃。日本との時差は-3.5時間。
自然と共生するホテルを満喫!
HERITANCE KANDALAMA
古代都市・シギリヤとダンブッラの黄金寺院という、2つの世界遺産を巡るのにも便利な場所に位置するホテル「ヘリタンス・カンダラマ」。スリランカを代表する建築家、ジェフリー・バワが唯一内陸に建てたホテルであり、彼の最高傑作としても知られている。森に包まれ、湖に面し、大自然と共生するかのように設計された造りは、まさに癒やしのリゾート。魅力を堪能するには連泊がおすすめ。
全長約1㎞という大型ホテルで、ホテル周辺や館内の散策も楽しい。カンダラマ湖と溶け合うようなプールも特筆。いまやラグジュアリーリゾートに欠かせないインフィニティプールは、実はバワが生みの親なのだとか。ホテル内にはバワが好んだ場所に椅子が置かれているスポットも。
HERITANCE KANDALAMA(ヘリタンス・カンダラマ)
Heritance Kandalama, Dambulla, Sri Lanka
☎+94-66-5555-000
https://www.heritancehotels.com/kandalama/
本格的なアーユルヴェーダで
心身を潤す!
5000年の歴史をもつ伝統医療、アーユルヴェーダ。発祥の地・インドと地理的にも近いスリランカでは、もともと古来から存在していた薬草をふんだんに使う伝統医療と結びついて独自の形で発展してきたそう。現在スリランカでは、本格的な治療を充実した環境のもと受けられるリュクスな滞在型リゾートが台頭中! ここでは、日本人のリピーターも多いという2軒をご紹介。
JETWING LAGOON
館内に巨大なプールをもつ「ジェット・ウィング・ラグーン」。’60年代にスリランカを代表する建築家、ジェフリー・バワが初めて手がけたホテルを弟子が改装し、2012年にリブランドオープン。
ゲストの体調やその日の気温などに合わせてヨガや瞑想、クッキングクラスなどを組み合わせるオーダーメイドのアーユルヴェーダ集中プログラムを用意(最短3日間~)。
ドクターの指示に基づいてひとりひとりの体調に合わせた食事が用意される。
JETWING LAGOON(ジェットウィング・ラグーン)
Pamunugama Road, Thalahena, Negombo, Sri Lanka
問い合わせ先:ジェットウィング・トラベルズ&ホテルズ ☎03-3476-7277
JETWING AYURVEDA PAVILIONS
よりアーユルヴェーダに特化したのが「ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パヴィリオンズ」。こちらもバワの弟子が設計を担当。
独立型のプライベートなヴィラ内でトリートメントを受けることができる。宿泊は最短1日から可能で、ビジターとしての利用もOK。こちらも、ドクターの指示に基づいてひとりひとりの体調に合わせた食事が用意される。
JETWING AYURVEDA PAVILIONS(ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パヴィリオンズ)
Ethukale, Negombo, Sri Lanka
問い合わせ先:ジェットウィング・トラベルズ&ホテルズ ☎03-3476-7277
ココもおすすめ!
英語ができなくてもOK!
日本人専用のアーユルヴェーダ施設
“英語が話せないので施術が不安” という方におすすめなのが、日本人オーナーによる日本人専用の療養施設「インターナショナル シャンティランカ アーユルヴェーダセンター」。通訳が常駐しており、ドクターが丁寧に問診をしてくれる。
インターナショナル シャンティランカ アーユルヴェーダセンター
治療日数は1~3週間が目安。入院生活を通して総合的に症状の改善を目指す施設。
No.4A, Wedikanda Rd. Mt.Lavinia, Sri Lanka
☎06-6314-3346
https://shanthilanka.jimdo.com/
大自然溢れる “常夏の島” スリランカで、普段とは違う時間の流れを楽しみながら、心も身体もデトックスする癒やしのひととき、ぜひ味わってみませんか?
●情報は、FRaU2016年8月号発売時点のものです。
Photo:Yoichi Onoda Composition:Naoko Monzen