初めての土地へのショートトリップ。限られた時間の中で、楽しく効率よく回りたい。そんな時、情報収集はローカル(地元住民)に聞くのがいちばん確実。今回、宮城県を案内していただいたのは、「気仙沼ニッティング」代表の御手洗瑞子さん。
古くから漁業で栄える気仙沼は、全国の漁師たちが立ち寄る港町。地元の人たちも “お客さん” が大好き! 旅人たちも温かく迎えてくれる気仙沼の魅力を、御手洗さんに紹介していただきました。
また会いたくなる女将がいる
とびきり元気が出る宿
唐桑御殿つなかん
市の中心部から少し離れた “唐桑半島” にある漁師の家に嫁いだ女将・菅野一代さんが始めた民宿。漁師たちが長い航海から帰ってきた時に自分の家がわかるように競って建てた立派な日本家屋(=唐桑御殿)で、ゆっくりと過ごすことができる。
なつかしい畳の匂いと窓からの海風が気持ちいい。
1泊2食付き ¥10000(1室2名以上。税込み)。
宿には、ツリーハウスやサウナなどもあるが、何よりも名物女将である一代さんの笑顔に癒やされること間違いなし! 大漁旗を振りながら、見えなくなるまで見送ってくれる。
唐桑御殿つなかん
宮城県気仙沼市唐桑町鮪立81
☎090-8789-4321
http://moriyasuisan.com/
漁業の町から生まれた
“一生もの” の服
気仙沼ニッティング メモリーズ
御手洗さんが代表を務める「手編みもの」の店。気仙沼に暮らす編み手たちがセーターなどを一つ一つ、手編みで仕上げる。「編み物は漁業文化から生まれたんです。漁師やその奥さんたちは漁網を補修するなど、手先が器用。気仙沼では、お父さんにセーターを編んでもらったことのある人も多いんです」。一生大切にできるニットに出逢える。
気仙沼ニッティング メモリーズ
宮城県気仙沼市柏崎1-12
☎0226-25-7326
営業時間:11:00~18:00
定休日:月~金・日
http://www.knitting.co.jp/
知っておきたい宮城のいろは
宮城出身の有名人
荒木飛呂彦(漫画家) 仙台市出身
石ノ森章太郎(漫画家) 登米市出身
大友克洋(漫画家) 登米市出身
宮藤官九郎(脚本家) 栗原市出身
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鈴木京香(女優) 仙台市出身
サンドウィッチマン(お笑い芸人) 仙台市出身
羽生結弦(フィギュアスケート選手) 仙台市出身
福原愛(卓球選手) 仙台市出身
森公美子(歌手) 仙台市出身
PROFILE
御手洗瑞子 Tamako Mitarai
東京都出身、気仙沼市在住。「気仙沼ニッティング」代表。温泉と日なたとおいしい和食が好き。
●情報は、2018年10月現在のものです。
Photo:Aiko Shibata Text:Lisa Nagamine Illustration:Maggie Prendergast