しっとりハリのある潤いボディには、それなりのケアが必要。そこで普段から簡単に取り入れられる潤いボディ作りのコツをビューティ賢者に聞いてみました。触れたくなるボディを目指して、今日からさっそく取り入れましょう。
 

教えてくれたのは……
女優、グラビアアイドル
橋本マナミさん
1984年生まれ、山形県出身。身長168㎝、バスト89㎝、ウエスト62㎝、ヒップ88㎝という抜群のプロポーションと、しっとりとした色気、ハツラツとした美貌を併せ持つ。「愛人にしたい女No.1」というキャッチフレーズで話題に。
 
植物療法士
森田敦子さん
日本のフィトテラピー(植物療法)の第一人者。フランス国立パリ13 大学で植物薬理学を学び、帰国後は植物療法に基づく商品、サービスの開発に従事。デリケートゾーンケアの重要性を記した著書『潤うからだ』(ワニブックス)が話題に。
 
婦人科医
松村圭子さん
成城松村クリニック院長。日本産科婦人科学会専門医。1995年広島大学医学部卒業、広島大学医学部産科婦人科学教室入局。婦人科をメインに、女性のトータルケアを心身ともにサポート。さらに執筆や講演にと幅広く活躍中。
 
美容家
深澤亜希さん
1977年生まれ。日本コスメティック協会認定スキンケアマイスター、同コスメマイスターの資格を持つ。スキンケアのテクニックやキレイになるための心がけなど、一人ひとりに合ったさまざまなビューティメソッドを開発・提案する。

顔用のアイテムで
デコルテまで保湿する

ガウン¥30000/La Sakura、ボディスーツ¥21000/LIVY、ショーツ¥11500/COSABELLA(ガブリエルペコ)☎03-3498-7315

「デコルテは、面積が広く、かつ顔の真下に位置する平面の部位。ここが潤い、透明感のある輝きを放つことで、レフ板効果によって顔を明るく照らしてくれます」(深澤さん)

化粧水や美容液、クリームを、顔だけでなく首からデコルテへとのばし、週3ペースでケアして。

自律神経を整え
女性ホルモンを安定させる

仕事も遊びも忙しいFRaU 世代。不規則な生活やストレスからくる自律神経の乱れが、そのままホルモンバランスを乱す原因になっている。

「美肌や潤いに関わる〈エストロゲン〉と妊娠に関わる〈プロゲステロン〉が、二大女性ホルモン。どちらか片方ではなく、ふたつの分泌の波を安定させることが大切です。起床、就寝、食事などを毎日同じ時間に行い、規則正しいリズムで生活すること。生活習慣を改善して自律神経を整えることが、ホルモンの分泌を正常化させるいちばんの近道なんです」(松村さん)

適度な筋力でハリ感を
アップして見せる

たるみのないハリツヤボディを手に入れるなら、ある程度の筋力キープは常識。橋本さんは、週に一度のジム通いだけでなく、普段から自転車や徒歩での移動を心がけ、日常的にできる筋トレを実践している。

「立っているときはお尻に力を入れて爪先立ちを。自然な筋肉がついて姿勢も綺麗になります。ウォーキングマシンでの40分間の早歩きも効果的! 過度な振動で胸が下がってくるのを防ぐため〈走らず早歩き〉しています」(橋本さん)

日常的にときめきを感じる工夫を

心がときめくと分泌されるのが、俗にいう〈幸せホルモン〉。これが心身の潤いには不可欠なのだそう。

「幸せを感じる瞬間は人それぞれ。心が喜ぶことで、ホルモンが潤いを全身に行き渡らせます」(松村さん)

こんなことで幸せホルモン分泌!

  • 夫や恋人と過ごす
  • 友だちと過ごす
  • 子どもと触れ合う
  • ペットと触れ合う
  • 好きな有名人の動画を観る
  • ペットの動画を観る
  • 趣味に没頭する
  • おしゃれして出かける

質の良い睡眠で代謝の良い女になる

「質の良い睡眠は〈成長ホルモン〉の分泌を促して代謝を促進し、美肌を作りますが、最近はベッドの中で、寝るまでスマホを見ている人も多いと思います。明るい光は交感神経を優位にし、脳を覚醒させてしまいます」(松村さん)

寝る1時間前にはスマホを手放し、白熱灯の照明に切り替えるなどして、眠りのスイッチを入れる習慣を。

石けんで洗う部位は
ピンポイントに留める

リブキャミソール¥11000、リブパンツ¥18000/ともにプライベート・スプーンズ・クラブ 代官山本店 ☎03-6452-5917

清潔好きの日本人は、体を洗いすぎて潤い不足になる傾向があるとか。

「洗浄剤で洗うのは、皮脂腺の働きが活発な背中やデコルテ、また臭いや雑菌が繁殖しやすい足や脇、デリケートゾーンのみでいいんです。腕や脚は皮脂腺が少ないのでお湯に浸かるだけで汚れは十分に落ちますよ」(深澤さん)

NEXT≫「女性特有の不調&デリケートゾーンのケア方法とは?」

マッサージとツボ押しで血行を改善

女性特有の不調を改善する代表的なツボが〈三陰交〉。

「内くるぶしの頂点から指4本分上にあります。指で押すだけでも生理痛や冷え、更年期症状を緩和してくれます。お風呂の中でリラックスしながら、脚を揉んだりさすったりすると、血液が心臓に戻るのを助け、血液循環が高まり、全身に潤いを巡らせることに繋がります」(松村さん)

毎朝の白湯で腸を動かし、
血流をアップして潤う体に

体内からの潤いケアとして橋本さんが取り入れているのが毎朝の白湯。

「内臓から温まるので血液の循環がよくなって、新陳代謝が促進されます。老廃物排出にも効果的なので、腸内の環境も改善。便秘解消や全身の美肌にも一役買っています」(橋本さん)

ひじ、ひざ、かかとの
角質ケアを定期的に

古い角質が溜まって白くなったり黒ずんだりしたひじ、ひざ、かかとは潤い肌の大敵。

「角質は厚くなる前にスクラブなどで定期的に取り除きます。角質ケアのあとはオイルやクリームで保湿をしましょう。ひざは、ガサガサに加えてたるみで黒く見えたりもするので、ボディオイルなどで滞りを促すリンパマッサージをしながら、同時に保湿ケアをするのがオススメ」(深澤さん)
 

HOW TO【角質ケア】
ひじやひざの角質ケアは、お風呂で皮膚が十分柔らかくし、スクラブを円を描くように塗って洗い流す。保湿ケアは、朝晩、油分多めの保湿バームを塗り込んで。

左・アルガンの実の殻とシュガーのスクラブで、古い角質を優しくオフできる。アルガンビオ オイルイン ボディスクラブ 150g¥3200/メルヴィータジャポン ☎03-5210-5723 中・スパイシーなオイルで温めながらマッサージ。ジンジャー&ジュニパー ウォーミングオイル 100㎖¥3000/ニールズヤード レメディーズ ☎0120-316999 右・手荒れやかかとのひび割れには手袋や靴下で覆って寝ながらケア。スキンフード 75㎖¥2400/ヴェレダ・ジャパン ☎0120-070601

お風呂上りに保湿しながらマッサージ

キャミソール¥17000、ショートパンツ¥13000/ともにサロンバイ ピーチ・ジョン(ピーチ・ジョン)☎0120-066107 中に着たカップ付きキャミソール¥8000/スキンアウェア ☎03-6434-9005

美脚とハリのあるバストには、セルライトを除去し、リンパの流れをよくするアイテムを使った積極的なお手入れが欠かせないそう。

「下半身は、セルライトやむくみにアプローチする美容液で、お風呂上がりにしっかりとマッサージしています。バストには、バスト用の美容液でリンパを流しハリをキープ」(橋本さん)
 

橋本さん愛用のバスト用美容液ジェル。脂肪の分化・増殖、蓄積を促すハナスゲ根エキスを配合。ノンFブーブメイクジェル 80g¥8000/マッコイ

自分自身と向き合い
不調をしっかり自覚する

なぜ自分が潤い不足なのかを考えないと、その場しのぎの応急処置を繰り返すばかりで問題の解決に至ることは難しい。

「掘り下げるのは面倒くさいことですが、どんな小さな症状にも自分の体のサインが隠れています。まずは、奥に潜んでいる大きな不調を見逃すことのないよう、潤い不足の原因を知ること。それが潤いを手に入れる第一歩です」(松村さん)

デリケートゾーンの保湿は
全身の潤いにも影響

大人女子の潤いを語る上で、実ははずせないのがデリケートゾーンのケア。怠ると、粘液が出づらくなり、内側から乾いて硬くしぼんでいくんだとか。

「それを防ぐためには、正しく洗って保湿するという基本的なケアをおこないましょう。膣は、皮膚が薄く敏感で、腕に比べて約42倍という経皮吸収率の高さ。ボディソープで毎日洗うと刺激が強く乾燥の原因となります。専用ソープで優しく洗い、お風呂上がりは顔よりも先にまずデリケートゾーンの保湿をしましょう」(森田さん)

また、粘液が出にくいのは目や口が乾くのと同じで粘膜が乾いているから。

「粘液力の低下は、内側が乾燥している証拠。表面の保湿に加えてオイルマッサージもおすすめです」(森田さん)
 

(左から)ダマスクローズの甘い香りが心地よいボディローション。アンティーム ローズローション 100g¥3000、気になる色素沈着や黒ずみに働きかけるデリケートゾーン 専用の保湿&美白クリーム。アンティーム ホワイトクリーム 100g¥2600、膣用マッサージオイルは膣を柔らかくし粘液力がアップ。妊娠中にも使える。インティメール バーシングオイル 30㎖¥10000/すべてアンティームオーガニック(サンルイ・インターナッショナル)☎0120-550626

 
●情報は、FRaU2018年11月号発売時点のものです。
Photograph:Ryoko Amano(TRON) Hair&make-up:Aya Murakami Styling:Mana Takizawa Model:Eri Tachibana Text:Kei Yoshida

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