ミネラル不足も過剰も
不調の原因に

ミネラルは、人間の身体を構成する物質のうち、わずか4%を占めるだけですが、身体機能維持・生命活動の維持に欠かせない重要な役割を持っています

他の栄養素を十分に摂取していてもミネラルのわずかなバランスの崩れでさまざまな障害が起こることがあります。ミネラルはそれぞれのバランスがとても大事なのです。

もちろん個人差が大きいのですが、多くの方に不足気味なのが、キングオブミネラルと言われる亜鉛。動物性食品質や海藻などに多く含まれていますが、身体の組織の修復やタンパク質の生成など、300種ほどの代謝に関わっている大事なミネラルです。飲酒やストレスなどで消耗しやすく、貧血の原因となる鉄分とともに意識して補充したいミネラルです

日本では案外関心が低いのですが、ヨーロッパでいちばん売れているサプリメントがケイ素です。穀類や根菜類に含まれていて、骨、血管、爪、髪の毛の生成に影響を与えているミネラルです。亜鉛の次に不足気味と言われています。農薬などの影響で含有率が下がっているのに加え、体内にアルミニウムが蓄積すると拮抗して吸収が悪くなります。

案外見逃しがちなのが、塩の中に含まれるミネラル。精製されたほぼ塩化ナトリウム(これもミネラルですが)の塩ではなく、にがり成分といわれるマグネシウムやカリウム、カルシウムなどをバランスよく含んだ塩を使いたいものです。
 

【ミネラル検査】
ミネラル全てが身体に有用という訳ではなく、水銀や鉛、カドミウムやヒ素などのミネラルは「有害金属」と言われる。これらは土壌や海水をはじめ、大型魚や化粧品、医薬品、穀物、排気ガスや農薬などに含まれ、日常の色々な場面で体内に取り込まれる。このため、必要なミネラルが足りているか、有害なミネラルが蓄積されていないかを調べる検査が重要となる。それが簡単にできるのが、手のひらに光を当てて、各ミネラルの波長を特定し、定量測定するオリゴスキャンという機械で行う検査。針を刺すこともなく当日に検査結果が出る。

アレルギーにも効果のある
ファスティング

まだ解明されていないことも多いアレルギーですが、腸内環境と密接に関係していることはわかっています。腸内環境は個人ごとに全く違うので、一般化はできませんが、アトピー、花粉症などのアレルギー症状の軽減のために、私はファスティング(断食)をおすすめすることがあります。

妊婦、授乳時、栄養欠乏、成長期、糖尿病などの疾病のある方にはおすすめできませんが、上記の症状に加えて、肥満にも効果的ですし、血圧が正常化する効果もあります。

ネガティブな禁止だけでは逆効果

現代の食生活では、エンプティーフードと言ってエネルギー量は足りていても栄養価の低い食物を多く食べている方も多いのですが、ネガティブにみているだけではいけないと思っています。

自分の嗜好はとても大切です。この社会でスムーズに生活しようとすると、世の中はこれまでお話ししたようなものとは逆に体に悪いことだらけです。でもそれを全否定したり、後ろめたく思うことはないと思います。100歳の長寿の方の好物がから揚げだったりすることもあります。

先ほど申し上げたように、生活習慣を日記につけることで見直し、できることから始めてください。大切なのはバランスです。ひとつの食材やサプリやダイエット法に偏らず、自分に合った持続的な生活習慣をみつけてください。