月のリズムで太りにくい身体が手に入る「フードレメディ」とは?

「なかなか痩せない」と嘆いているあなた。月の満ち欠けのリズムを意識してみるといいのかも。新月から満月へ、満月から新月へ。その動きにフィットした食生活を取り入れれば “溜めない身体” になれるはず。そう提案するのは、表参道の人気カフェ「nanadecor KITCHEN」を監修するフードレメディストの中美恵さん。まずはかんたんな朝ごはんから取り入れたい、月のリズムに合わせた食生活を教わりました。
 

教えてくれたのは……
naka mleさん
料理研究家/フードレメディスト。Mie’s Recipeクッキングサロンを主宰し、これまでの指導実績は1万人以上。マクロビオティックの理論をベースに、身体と心を快適なバランスに導く食事法「フードレメディ™」の普及活動を行う。

月の満ち欠けのリズムと
食べ方のリズムが一致していると
“溜めない身体” に!

 

私たちの身体は、太陽、地球、そして月の動きによって起こる月の満ち欠けに、影響を受けているという。「特に月経のある女性には影響が大きい。だからこそ、身体と月のリズムがちゃんと合えば、女性の身体はもっと楽になるし、余計なものを溜め込まない体質になれます」と提唱するのは、長年、食を通して、女性の身体を見つめてきた料理研究家の中美恵さん。

「大きく分けると、新月から月が満ちて、満月に向かう期間は、新しいサイクルのはじまりで自然界には “ふくらむ” “ゆるむ” =陰の力が働く。満月から新月に向かう期間はその逆で、“引き締まる” =陽の力が働きます。“ふくらむ” 力がピークとなる満月の日にやけに食欲が出てしまったりするのは、このせいなのです」

 
本来、月経もこれに導かれて、新月に排卵し、満月に月経、というのが自然界の正しいリズムだそう。でも、現代の生活ではズレてしまっている人も多いよう。

「まずは食生活から月のリズムに合わせていけば、ダイエットにもつながるし、きっと月経も楽に。朝ごはんは、前夜の食事でエネルギーが足りていますから、さほど分量はいりません。まずは朝の食生活から変えてみませんか?」

 
自然のリズムに逆らわず、本来の身体を食で取り戻そう、というのが、中さんが提案するフードレメディのメソッド。自然界に満ちる陰陽の力に身を委ね、“溜めない身体” を作ってみよう。

月のサイクルは新月からはじまり、満月に向かって徐々にエネルギーがふくらむ。ゆるむことで毒素を排出できる時期なので、上弦の月を境に前半は、調理をしすぎない食材のエネルギーで身体の中を少しずつ動かしはじめ、満月に向かう後半は、やはりゆるめる力のある陰の食材で体内を大掃除。満月が過ぎたら、大掃除が終わった身体に栄養を補給。新しい身体をつくるために、下弦の月まではどっしりとしたイメージの根菜などで心の安定を図る。下弦の月から新月にかけては、引き締まる力が特に強く、次のサイクルのために栄養補給。水分があまりない乾物や、下に伸びるパワーを持つ根菜を。

 
DAY1~14
新月から満月へ向かうとき

おすすめの食材
身体をゆるめる陰性の食べ物を。水分が多く、上に伸びたり広がったりする力のある野菜を中心に。

【穀類】
麦類 オートミール 発芽玄米

【野菜】
ほうれん草 小松菜 白菜 セロリ きゅうり レタス さやえんどう いんげん ピーマン トマト じゃがいも たけのこ もやし かいわれ大根 とうもろこし

【海藻】
わかめ のり 青のり もずく めかぶ

【豆類】
納豆 豆腐 油揚げ そら豆 グリーンピース 枝豆 レンズ豆 テンペ

【調味料】
白みそ 麦みそ 玄米酢 米酢

おすすめの食べ方
蒸したり、強火で炒めたり、揚げたり、短時間でサッと調理を。酸味がある味つけもおすすめ。

 
DAY15~28
満月から新月へ向かうとき

おすすめの食材
身体を引き締める陽性の食べ物を。水分が少なく、丸くてどっしりした野菜、根菜などを中心に。

【穀類】
赤米 黒米 もち米 雑穀(あわ・きび・ひえ) そば 全粒粉パン

【野菜】
ごぼう れんこん にんじん 大根 切り干し大根 かぶ キャベツ カリフラワー かぼちゃ たまねぎ ブロッコリー

【海藻類】
ひじき 昆布 あらめ

【豆類】
小豆 黒大豆 高野豆腐 緑レンズ豆

【調味料】
合わせみそ 米みそ 豆みそ 梅酢 自然海塩 しょうゆ ごま塩

おすすめの食べ方
炊いたり、煮たり、ソテーしたり。甘みや塩けの少し強いこっくりした味つけがおすすめ。

NEXT≫「意外と簡単!朝ごはんにおすすめのレシピを紹介」

フードレメディ式朝ごはんレシピ

さあ! 実際に朝ごはんを作ってみましょう。食材の選び方や調理法を意識しますが、食材はできるだけ旬のものを使ってください。食べる前にお白湯を一杯飲むと、胃腸が目を覚まします。
 

DAY1~14:新月から満月へ向かうとき
デトックスの時期。生や、さっと蒸したものなどのパワーを借りて。発酵食品は発酵の浅いものを。

 
野菜入りのお粥でデトックス

トマトのお粥

【材料】(2人分)
炊いた玄米ごはん…100g
プチトマト…………4個
大根…………………大さじ2(1㎝のさいの目切り)
塩……………………ひとつまみ
水……………………2カップ~

【作り方】
1.お鍋に玄米ごはんと、プチトマト、大根、ごはんの4倍の水を入れ、弱火にかける。
2.ときどき混ぜながら10分ほど煮る。
3.塩を加えて味をととのえる。

 
納豆のり巻き

【材料】(2人分)
納豆…30g
のり…全形1枚
醤油…適量

【作り方】
1.納豆を小鉢に入れ、醤油を加えてよく混ぜる。
2.のりの上に納豆をのせ、巻く。
3.食べやすい大きさに切る。

 
フルーツ

【材料】(2人分)
季節のフルーツ(キウイ、りんご、バナナ、ブルーベリーなどお好みで)…適量
ミント…………………………………………………………適宜

【作り方】
1.フルーツを食べやすい大きさにカットする。
2.器に盛り、好みでミントを添える。

 
蒸気の力が体内を内側から動かす

オートミールポリッジ

【材料】(2人分)
オートミール……1/2カップ
りんごジュース…200㏄
かぼちゃの種……小さじ1
シナモン…………少々

【作り方】
1.オートミールを鍋に入れ、りんごジュースを加え、かき混ぜながら弱火で煮る。
2.水分がなくなり、とろみが出たらできあがり。
3.器に盛り、シナモンをふって、かぼちゃの種をちらす。

 
甘酒シェイク

【材料】(2人分)
甘酒……200㏄
豆乳……100㏄
バナナ…1本

【作り方】
1.材料をすべてジューサーにかけて撹拌する。

 
スチームサラダ

【材料】(2人分)
キャベツ………20g
かぼちゃ………20g
ブロッコリー…20g
みそ(甘め)…小さじ2
レモン果汁……少々
水………………小さじ2~
塩………………少々

【作り方】
1.野菜は食べやすい大きさに切る。
2.蒸籠にを並べ、塩をふる。
3.蒸気の上がった状態で5分くらい蒸す。
4.みそにレモン果汁と水を混ぜる。
5.器に盛り、を添える。

DAY15~28:満月から新月へ向かうとき
ややしっかりした味つけと食感の朝ごはん。この時期は特に身体をあたためることを意識して。

 
お餅には引き締めパワーが宿る

お雑煮

【材料】(2人分)
玄米餅…………2個
しいたけ………2枚
切り干し大根…10g
水………………2カップ
塩………………適量
醤油……………小さじ1
青のり…………適量

【作り方】
1・鍋に切り干し大根、しいたけ、水を入れ、弱火にかける。
2.別の鍋で玄米餅をやわらかくなるまでゆでる。
3.がひと煮立ちしたら、切り干し大根を取り出し、しいたけに火が通ったら、塩と醤油を加える。
4.に入れてしばらく煮る。青のりをふる。

 
青菜とひじきのあえもの

【材料】(2人分)
小松菜…20g
ひじき…5g
梅干し…1個
醤油……小さじ1/2~

【作り方】
1.ひじきは水で表示通りに戻し、ゆでる。
2.小松菜をさっとゆで、食べやすい大きさに切る。
3.すり鉢に種を除いた梅干しを入れてペースト状にすり、水けをきった①を加える。
4.を加え、醤油で味を調える。

 
りんごのソテー

【材料】(2人分)
りんご………………1/2個
塩……………………少々
ココナッツオイル…小さじ1
シナモン……………少々
ローズマリー………適宜

【作り方】
1.りんごを食べやすい大きさに切る。
2.ココナッツオイル、を鍋に入れ、塩を加え、ふたをして弱火にかける。
3.蒸気が上がったら火を止め、器に盛る。シナモンをふり、好みでローズマリーを添える。

 
あたたかな甘みが身体を安定させる

パンケーキ

【材料】(2人分/直径約12㎝×4枚)
米粉………………………………………100g
豆乳………………………………………100㏄
ベーキングパウダー(アルミニウムフリー)…小さじ1/2
ココナッツオイル………………………小さじ2

【作り方】
1.米粉とベーキングパウダーをボウルに入れ、よく混ぜる。
2.に豆乳を加え、泡立て器で混ぜる。
3.ココナッツオイルをひいたフライパンを弱火で熱し、を流し入れる。
4.色づいたら返し、両面を焼く。

 
にんじんのスチーム焼き

【材料】(2人分)
にんじん……………20g
ココナッツオイル…少々
塩……………………少々
水……………………大さじ1

【作り方】
1.にんじんは2㎝幅の輪切りにする。
2.厚手の鍋ににんじんを入れ、塩をふる。
3.水を加えてふたをし、弱火にかける。
4.甘い香りがしてきたらふたを開けてココナッツオイルを加えてできあがり。

 
りんごの葛湯

【材料】(2人分)
りんごジュース…300㏄
葛粉………………小さじ1.5

【作り方】
1.小鍋に葛粉を入れ、りんごジュースを混ぜながら注ぐ。
2.弱火にかけ、とろみがついたら完成。

  

 

nanadecor KITCHEN(ナナデェコールキッチン)
東京都渋谷区神宮前4-22-11
☎03-6434-0965
営業時間:12:00~19:00
定休日:月・火 
 
中さんが腕をふるう月の満ち欠けに合わせた内容のフードレメディデイリーランチ(~15:00)¥1500

 
●情報は、FRaU2018年10月号発売時点のものです。
Photo:Nobuki Kawaharazaki Illustration:Natsuki Suyama Cooking:naka mle Text:Mei Hojo

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