フランスで注目度No.1の街「ボルドー」で歴史、美食、アートに酔いしれる

世界的なワイン生産地として知られるフランス・ボルドーは、古くから貿易の地として発展してきた歴史的な文化が息づく街。フランス人が住みたい街 No.1の話題のエリアには、食とアートと歴史が融合する唯一無二の魅力が満載です。ボルドーで体験したい5つのことにクローズアップしました!

幻想的な景観が広がる
ワインの都・ボルドー

月の港で知られるフランス・ボルドー。2007年にはユネスコの世界文化遺産に登録され、ガロンヌ川を主軸とした輸出入で発展してきた。古典主義の建築表現と都市としての魅力が絶妙に融合する街は訪れる人を魅了しつづけ、現在、フランス人が移住したい街 No.1として高い注目を集めている。

人気の秘密は、歴史が息づく旧市街地の荘厳かつ都会的な一面と、ぶどう畑が広がる雄大な自然が絶妙に共存すること。古くから自然を最大限に生かして作られたボルドーワインは、高い技術力と恵まれた土壌から生まれるワインの王様としても名高い存在。必ず訪れたい昔の面影を色濃く残す旧市街地では、特別感ある一杯や絶品料理を堪能して。またワインの文化に触れるなら、シャトーを訪問。ヨーロピアン&エレガンスを感じるワイナリーに宿泊したり、モダンアートを取り入れた個性あるシャトーを見学したりすることで、楽しみながらワイン通への道が開かれるはず!見所に溢れたボルドーで、ドラマティックな旅を叶えて。

1.運河沿いの街で歴史に触れる

老舗メゾンから香水、インテリア雑貨まで、センスあるブティックやショップが点在。ショップの看板や装飾など、どこを切り取ってもフォトジェニック! 

市の総面積の約半分が世界遺産として登録されるボルドーは、約2世紀にわたり古典主義と新古典主義の建築表現や都市計画が継続的に行われたことで、調和の取れた街並みが形成されたグラマラスな地域。
 

重厚感ある18世紀の建物が建ち並ぶガロンヌ川沿いにはトラムが、川には遊覧船が行き交い、イギリスへの輸出業で栄えた活気のある雰囲気を色濃く残している。
 

三美神の噴水が目印のブルス広場に位置する「ボルドー・パトリモワン・モンディアル」では、ボルドーの歴史や都市改革の変遷を学んで。また15分ごとに鏡のような水面と霧が交互に現れる水鏡(ミロワール・ドー)は欠かせないフォトスポット。

また中心地、ブルス広場前の水鏡は圧巻。月の港を象徴するドラマティックなスポットは必見。
 

海と山に囲まれ食材に恵まれたボルドーでは、スターシェフが手がけるガストロミーでワインを味わって。

2.オーベルジュに
泊まって美食を堪能

温暖な海洋性気候のボルドーでは、ぶどう畑を併設し、ぶどうの生産から醸造、樽詰めまでを行うワイナリーをシャトーと呼んでいる。なかには商人貴族の持つお城もあり、ロマンティックな空間はオーベルジュとして宿泊することも可能。お抱えのシェフが手がける料理の数々は、どれもワインにマッチする繊細な味わいばかり。また優雅な気分を満喫できる部屋のしつらえや、目前に広がる自然にも癒やされること間違いなし!
 

格付けワイナリーとして知られる「シャトー・ラ・ラギューヌ」では、シャトーのすべてを借り切った場合に限りリュクスな宿泊が可能。ピンクを基調にした調度品など、随所に乙女心をくすぐるポイントがちりばめられている。
 

シャトー・ラ・ラギューヌ
81 Avenue de l′Europe, 33290 Ludon-Médoc,France
☎+33 5 57 88 82 77 
営業時間:9:00~11:00、13:30~16:30、金9:00~11:00のみ
定休日:土・日 
見学はメールで要予約(€7)、宿泊 €700~(貸し切りの場合のみ宿泊可能)

 

白を基調とした上品な「シャトー・ボールガール」は、2017年より宿泊をスタート。全5部屋の開放的な空間でリラックスした一日を過ごして。ぶどう畑を取り囲むのは、手入れの行き届いたラベンダー。畑を耕すために、馬を利用するなどエコを意識した生産管理をしているのも特徴的。タイミングが良ければ作業を目にすることもできるはず。

シャトー・ボールガール
73 Rue de Catusseau, 33500 Pomerol,France
☎+33 5 57 51 13 36 
営業時間:10:00~19:00
定休日:不定 
見学はオンラインで要予約(€12~)、宿泊 €165~(1名料金、朝食はプラス€15)

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3.モダンアートを
取り入れたシャトーを訪れる

親から子へと受け継がれるファミリービジネスも多い歴史あるシャトーでは、若手の生産者も多数。新たな感性が息づく現代アートを取り入れた、個性的なシャトーも増加中。またかつて開催されたトリエンナーレに出展されたアートを至る所で目にすることができ、シャトーのみならず、ワインを保管するセラーにも作品が展示されている。随所に遊び心が感じられるモダンなシャトーで、お気に入りのアートを見つけて!
 

 

ワインとは切り離せない木製の樽。世界40ヵ国に輸出する大手樽メーカー「ナダリエ」には、2014年のワイン祭りに合わせて作られた、樽の形を模したロシア人アーティストの作品を展示。大きな樽一面に、天然で色づいたコルクを28万個も使用して描いたのは、ワインの歴史。圧巻のオブジェを見た後は、樽作りの工程も見学を。

ナダリエ
99 Rue Lafont,33290 Ludon-Médoc,France
☎+33 5 57 10 02 02
営業時間:9:00~12:00 
定休日:土・日
見学は電話かメールで要予約(€12.5~)

 

 

フランス人建築家ジャン・ヌーベルが手がけた「シャトー・ラ・ドミニク」。屋上には3種のぶどうをイメージしたストーンが敷き詰められており、光を受けてキラキラと輝くワイン色のプールのよう。プールの先に広がるぶどう畑を見ながら食事ができるレストランも併設。地下にはプライベートのテイスティングルームも完備。

シャトー・ラ・ドミニク
1,lieu dit château La Dominique, 33330 Saint-Émilion,France
☎+33 5 57 51 31 36
営業時間:10:00~19:00(11~3月 / ~18:00) 
定休日:日・月(4~10月 / 不定)
見学はオンラインで要予約(€15~)

4.ワインの歴史を学んで
ワイン通を目指す

ガロンヌ川沿いに位置し、正面の桟橋からは周辺のシャトー巡りが楽しめるクルーズ船も運航している。

世界的なワイン生産地ならではの趣向を凝らした施設「シテ・デュ・ヴァン」。ワインを文化財と捉えて、楽しく体験しながら世界中のワインの歴史や文化に触れることが可能。流線型のガラスとアルミニウムを纏った独創的な外観は、まるで美術館のよう。
 

 

ショップでは、世界中から集めた約80ヵ国800ラベルものワインが購入可能。

館内には五感でワイン文化に触れられるインスタレーションをはじめ、最上階でのワイン試飲やシャトー見学の申し込みなど、ワインのイロハを知るためのノウハウが詰まっている。
 

アーチ形の木材を骨組みにした開放感ある館内。100名以上の専門家が関わった常設展示は、大人も子供も楽しめるものばかり。日本語ガイダンスも用意。

シテ・デュ・ヴァン
150,134, Quai de Bacalan,33300 Bordeaux,France
☎ +33 5 56 16 20 20
営業時間:10:00~18:00(土・日、12月22日~1月6日/~19:00)
定休日:不定
入館料:€20(大人1名・ワイン試飲付き)

5.もう一つの世界遺産
サン=テミリオンまで足を延ばす

国内からの観光客も多いサン=テミリオン。トリニテ礼拝堂の広場では、日差しを浴びながらのんびりワインを堪能。

1999年にワイン産地として初めて世界遺産に登録された由緒あるサン=テミリオンは、ボルドー市街地から車や電車で40分ほどのアクセスしやすいスポット。中世ヨーロッパの面影が残った村からは、古代ローマ帝国によって植えられたと伝えられる歴史的なぶどう畑が一望できる。
 

傾斜の急な細道が入り組んだ街並みには、ワインショップやバル、キュートな雑貨店がずらり。まるでおとぎの国に迷い込んだような気分を味わって。
 

ボルドーが発祥の地とも言われる素朴な味わいのマカロンはお土産に最適。発泡性ワインと共にバスケットに入れて、ピクニックを楽しんでも◎。

 
Photo:Akiko Fukuchi  Composition:Asaka Ikeda Design:Yoshinori Saito(PLAYROUND) Coordination:Noriko Toki Special Thanks:Sopexa
※本記事は2018年11月時点の情報です。予告なく変更される可能性があります。

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