3月13日 天王星の発見(1781年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1781年のこの日、ドイツ生まれの天文学者フレデリック・ウィリアム・ハーシェル(Sir Frederick William Herschel、1738-1822年)が、自作した当時最大の反射望遠鏡で、太陽系第7惑星の天王星を発見しました。

天王星は、直径が地球のほぼ4倍の大きさで、条件がよければ肉眼でも見ることのできる明るさです。

【写真】フレデリック・ウィリアム・ハーシェル
フレデリック・ハーシェル photo by gettyimages

ハーシェルは、土星・天王星の衛星をそれぞれ2個発見し、さらに約2500の星雲、約800個の「二重星」(ほとんど同じ位置に見える2つの星のペアで、互いのまわりを回っている連星の場合も多い)も発見しています。

また、ハーシェルはその生涯で400台以上の望遠鏡を製作しました。その中でも最大のものは、焦点距離40フィート(12m)、口径49.5インチ(126cm)の反射望遠鏡で、土星の衛星「エンケラドゥス」はこの望遠鏡で発見しました。個人としてはもっとも多くの星を発見した人物であると考えられています。

【写真】40フィート望遠鏡とエンケラドゥス
40フィート望遠鏡(上)とボイジャーIIによるエンケラドゥスの写真 photos by gettyimages

なお、ハーシェルはオルガン奏者で作曲家でもあったそうです。アインシュタインも、ピアノやバイオリンを演奏したということが知られていますが、科学者に音楽が好きな人が多いのは偶然でしょうか。