3月12日 物理学者キルヒホフが生まれる(1824年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1824年のこの日、キルヒホッフの法則に名を残すドイツの物理学者で化学者のグスタフ・ロベルト・キルヒホフ(キルヒホッフとも表記 Gustav Robert Kirchhoff, 1824-1887年)が、プロイセン王国ケーニヒスベルク(現在のロシアの一部)に生まれました。

キルヒホフは地元のケーニヒスベルク大学を出て、1954年からハイデルベルク大学の教授となり、広く物理・化学の研究に取り組みました。

有名な、電気回路におけるキルヒホフの法則は、「回路の分岐点では、流れ込んでくる電流の和と流れ出す電流の和は等しい」という電流の保存則を表すものですが、じつはこの他にも、「放射エネルギーについてのキルヒホフの法則」「反応熱についてのキルヒホフの法則」という、異なる分野における3つのキルヒホフの法則が知られていて、そのすべてが彼の発見によるものです。

また、同じドイツの化学者であるロベルト・ヴィルヘルム・ブンゼン(Robert Wilhelm Bunsen、1811–1899年)とともに、分光学研究に取り組み、セシウムとルビジウムを発見しています。

【写真】キルヒホッフ、ブンゼン、ロスコ―
  左からキルヒホフ、ブンゼン、イギリスの化学者サー・ヘンリー・エンフィールド・ロスコー。ロスコーも光化学に多大な業績を残した photo by gettyimages

多数の業績を残した科学者は、このコーナーにもよく登場しますが、同じ名前の法則を3つも残したのは、おそらく彼だけではないでしょうか。

ブルーバックスでももっともたくさんの本に登場している人物の1人です。