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トラブルを防ぎ、活躍の場を広げる「フリーランス」人付き合いのコツ

山田竜也に訊く!フリーランス相談室④

前回の記事では、フリーランス個人の力になる「ブランディング」について取り上げました。自身のブランド価値を高めるには、共感ブランディングと信用ブランディングのどちらかで勝負し、成功事例の過程を真似てヒットコンテンツを作るべきだと山田さんは言います。

そこで今回は、個人で生きるフリーランスがトラブルなく仕事し、活躍の場を広げられる「これからのコミュニケーション術」について、現役フリーランス・ライター代表として、山田さんにお話を伺っていきます。

取材・文/萩原かおり

仕事はどう選ぶ?トラブル招く担当者の特徴

【質問】
独立2年目を迎えて仕事には困らなくなりましたが、仕事の取捨選択に迷うときがあります。仕事はどうやって選べばいいでしょうか?

【回答】
基本的には「稼げる仕事」「やりたい仕事」を選びましょう。仕事である以上、きちんと対価を得て生計を立てていくべきですから、条件がいい仕事は積極的に受けるのがおすすめです。

とはいえ、自分が興味を持てないジャンルの仕事ばかりだと続きません。そこでもうひとつの軸を「やりたい仕事」に設定するのです。単価が高くなくても楽しいと思えばモチベーションを維持できます。この2つの軸で仕事を受ければ、バランスが取れますよね。

一方で、避けるべき仕事もあります。それはこちらがコントロールできない仕事です。代表的な例は、クライアントの担当者が「会社都合の話」ばかりをするケース。そうした仕事はコントロールしにくく、自分の首を絞める結果になりがちです。

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会社都合の話が多い担当者は、自社のほうだけ向いて仕事をしているので、こちらの事情などは考慮せずごり押しで仕事を渡してきます。スケジュールやレギュレーションなどに無理があってこちらが交渉しても全く調整してくれず、消耗して終わってしまう可能性が高いですね。ある種の搾取だとも言えます。

こうした担当者は最初の打ち合わせ時点でなんらかの違和感を抱くことが多いです。「一方的に話す人だな」と感じたら、受注するかどうかは慎重に判断しましょう。

 

また、エンドクライアントと自分の間に複数の会社や人が入る「仲介が多い仕事」も要注意です。間に人が入れば入るほど、それぞれの意向が重なって制約や要望が増えるので、ストレスフルになります。

どれだけ間に入っても、自分が直接やり取りできるのは真上にいるクライアントだけ。仕事の自由度が下がるばかりで、費用対効果の低い仕事になりやすいです。

まとめると、仕事を選ぶときは「稼げる仕事」と「やりたい仕事」の2軸を中心にしながら、コントロールしにくい仕事を避ける。これがポイントですね。