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知らないと損をする? 医療費&定年後の健康保険を安く抑える方法

面倒くさがらない人が最後に笑う

「ちょっとしたこと」が使えるお金を殖やす

なかなか上がらないお給料。定期預金に預けていても、ほぼ利息はつきません。副業などで収入を増やす方法もありますが、時間やスキルが必要となります。難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが、公的な制度を知って利用すること。収入が増える訳ではありませんが、負担を減らすことで「使えるお金」が増えます。

今回は、医療費をピックアップ。ちょっとしたことで、その費用は大きく変わることがあります。くわしく見てみましょう。

 

医療費 時間帯によって異なる

医療費そのものは、自分では節約しようがないと思っている人がたくさんいます。でも、ちょっとしたコツで削減は可能。受診回数が増えていけばバカになりません。

病院には「診療時間」が設定されており、原則、平日は8時から18時まで。土曜日は8時から正午まで、日曜日・祝日(年末年始含む)は休み、となっています。
この診療時間以外に受診をすると「時間外加算」などが発生します。

診療時間外の加算
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朝6時から8時と夜18時から22時(土曜日は朝6時から8時と正午から22時)に受診すると「時間外加算」。夜22時から翌朝6時に受診すると「深夜加算」。日曜日や祝日、年末年始(12/29〜1/3)に受診すると「休日加算」が加算されます。

加算される金額は、初診と再診で異なります。

また、薬を処方する調剤薬局にも「夜間・休日等加算」があります。

こちらは終了時間が1時間遅く、平日は朝8時から19時まで、土曜日は朝8時から13時までが通常の料金となります。それ以外の時間帯に処方してもらうと、400円が別途加算されます(保険適用で3割負担の人で120円です)。

このように、診療時間外に受診すると、病院で加算、調剤薬局での加算……と割高になるかもしれません(時間外加算にも保険は適用されます)。医療機関が19時までとなっていても、18時以降は知らないうちに時間外加算になっているのですね。

急を要する場合を除いて、できるだけ8時から18時までの間に診療を受けると負担を少なくすることができます。

今年のゴールデンウィークは、4月27日から5月6日まで10連休が予定されています。事前に休院日などをチェックしておくと良いでしょう。10日間のうち、4日程度を通常通り診療を実施する病院が多いようです。

※参考:「独協医大病院、10連休中も外来診療」日本経済新聞

医療費はできるだけ1ヵ月にまとめる

毎月の医療費の自己負担の上限は、平均的な収入の人で、おおよそ9万円程度です。「高額療養費制度」があるからです。入院や手術などで、医療費が高額になっても、自己負担には上限があります。

この高額療養費制度は、1ヵ月ごとに精算されます。よって、同じ医療費でも月をまたいで支払うとと限度額を超えず、制度が適用されない場合があります。

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たとえば、2月27日に5万円、3月1日に5万円の医療費の自己負担分を支払った場合。月をまたいでいるため、高額療養費制度の対象とならず、自己負担は10万円です。でも、2月27日に5万円、2月28日に5万円と同じ月に支払えば、高額療養費制度の対象となります。年収約370万~770万円の人は、自己負担の上限額は8万7430円ですので、医療保険から1万2570円が高額療養費として支給されます。

医療費が高額になりそうなときは、可能な限り、1つの月に支払いをまとめると良いでしょう。

この高額療養費制度、同じ健康保険に加入していれば、家族の医療費を合算することもできます。

たとえば、父(会社員)が協会けんぽ、母(自営業)が国民健康保険、子どもが協会けんぽの被扶養者であった場合。母は違う健康保険に加入しているため合算できませんが、父と子はそれぞれの医療費が月額2万1000円以上になると、合わせて計算できます。