〔PHOTO〕金子正志
# AD special

「福島産シードル」の味が、世界の品評会で絶賛される理由

「果樹王国」の復活を目指して②

提供:三菱商事

▶︎前編【福島産シードルが品評会で銅賞を獲るまで】はこちら

素材を生かした味づくり

JR郡山駅と猪苗代湖のほぼ中間、豊かな自然環境に恵まれた静かな山間の郡山市逢瀬地区に、2015年10月に完成した「ふくしま逢瀬ワイナリー」。ここでは、福島県の特産品である果物の新しい魅力を発信するため、果樹農家と郡山市、ワイナリーの三者が連携し、果実酒やリキュール、ブランデーづくりに取り組んでいる。果物の生産から加工(醸造)、販売までを一貫して行う「6次産業化」プロジェクトだ。

ワイナリーの建設を支援したのが「公益財団法人 三菱商事復興支援財団」。この財団は、東日本大震災発生直後からボランティアや寄付による復興支援活動を行ってきた三菱商事によって設立された。

ワイナリーでは、10軒ほどの農家から桃や梨、リンゴなどを買い取って醸造し、2016年から地域ブランドの果実酒やリキュール、ブランデーとして加工・販売を開始。震災以降、風評に苦しむ福島県内の果樹農家が前進する一つのきっかけとなった。また、ワインの勉強会や地域の方々の憩いの場としてセミナールームを提供するなど、福島県の産業や人を繋ぐ拠点ともなっている。

ワイナリーは2016年に試飲コーナーをオープンしたほか、工場見学ができる一般公開を開始。試飲コーナーでは、500円で2種類のシードルを飲み比べができる「CIDRE 飲み比べセット」が人気だ。

「シードルとはリンゴを原料とした果実酒で、ここでは福島県産の『ふじ』を100%使用して発泡性のシードルをつくっています。素材によって味が変わりますので、毎年味は変わるんですよ。今は『CIDRE 2016』と『CIDRE 2017』を飲み比べできるので、ぜひその違いを確かめてほしいですね」

そう語るのは、ふくしま逢瀬ワイナリーの醸造責任者の佐々木宏さん。

〔PHOTO〕金子正志

リンゴの果実酒と聞いて、何となく甘口のお酒を想像していたら、いい意味でその想像は裏切られた。さっぱりとしたシャープな味わいで、リンゴの香りまで楽しめるシードルに仕上がっている。個人的には『2016』のほうが酸味が強く、ドライな印象を受けた。

「ここで高品質かつ美味しいシードルをつくることができる理由は、やはり素材の良さに尽きます。果実酒をつくる上で、味の8~9割を決めるのが原料の出来。つまり、原料の良し悪しでお酒の良し悪しも決まるといっても過言ではありません。

いくら私たち醸造家が頑張ったところで、素材が良くないといいお酒はできません。僕はただただ基本にのっとって温度管理に細心の注意を払っている。ウチのワイナリーに原料を提供してくれる農家さんには本当にいいものを厳選して入れてもらっています」(佐々木さん)

「CIDRE 2016」(左)と「CIDRE 2017」(右)〔PHOTO〕金子正志