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時計のセイコー、ここへきて「株価急上昇」している意外すぎる理由

今週の「AI株価予報」で読む

「グランドセイコー」のブランド転換が大成功

年度末を迎えた日本株市場は、ここへきて勢いを増してきている。

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3月1日には東京株式市場で日経平均株価が2万1600円の大台を超えた。さらに同日にはシカゴ日経平均先物が2万1700円台を上回り、日経平均は2万2000円をうかがう勢いすらみせている。

そうした日本株市場にあって、ズバリ的中率80%を超える『Phantom株価予報AIエンジン』(財産ネット社開発・運営、詳細はhttps://phantom-ai.com/)が導き出した「今週の注目銘柄」を紹介しよう。

まず、今週の『Phantom株価予報AIエンジン』がピックアップした大本命銘柄はセイコーホールディングス (8050)である。

セイコーホールディングスといえば、言わずと知れた腕時計で国内トップクラスの企業である。

そんな同社の株価がいまものすごい勢いの上昇相場に入っていることをご存じだろうか。

 

同社の株価推移を見ると、昨年12月末には1958円を付けていたのが、1月に入ると上昇気流に乗って2300円台まで急伸。2月に入ってもその勢いは衰えることなく、むしろ勢いが加速。直近では2700円台を超えるほどなのである。

財産ネット企業調査部長の藤本誠之氏が言う。

「株高のひとつの原因は、セイコーホールディングスの主力であるウォッチ事業において、高価格帯ブランドである『グランドセイコー』などのブランド価値向上策が成功しているのが大きい。

同社が2月に発表した2018年10-12月期決算では、主にグランドセイコーが牽引するかたちでウォッチ事業全体で増益を達成。同社ではさらに中高価格帯ブランドの取組みを拡大させる見込みで、投資家たちがそれを好感している」

グランドセイコーは人気ぶりはここへきて目を見張るほどで、2月には東京・銀座で国内初のグランドセイコー専門店がオープンしたばかり。

じつはグランドセイコーは国内のみならずアメリカなどの海外市場でも売れていて、昨年には米国でグランドセイコー専門の販売子会社を設立するなど攻勢をかけている。

「グランドセイコーは2017年に普及価格帯であるセイコーブランドから独立させて高級ブランド化へと方向転換した経緯がある。それから2年ほどでグランドセイコーを高級時計のグローバルブランドとして育てるという同社の戦略が奏功してきたわけです」(アナリスト)