平昌五輪銅メダルから1年。ロコ・ソラーレの地元、北見・常呂は今

ウィンタークイーン、律子ママ…
竹田 聡一郎 プロフィール

また、夜には常設のリーグ戦を観戦することも可能で、これを観に来るコアなファンもいるらしい。館内には下写真のように、「League Match Ranking」というボードが掲げてある。

様々なチームがひしめくリーグ戦

最上位リーグの「Aスクエア」を見てみよう。ロコ・ソラーレやコンサドーレは遠征などが多いのでほとんどプレーせず殿堂入り扱いとなっているが、日本選手権常連チームの「アイスマン」や新星「ドラゴン」などのハイレベルなチームがひしめいている。

オリンピアンや往年の名選手がゴロゴロいるのは、さすがカーリングの町・常呂、と唸らざるを得ない。

ロコ・ステラはまだEスクエアにいるようだが、気になるのは、ロコ・ソラーレを除いた女子チームの最高位、Bスクエアにランクしている「ウィンタークイーン」だ。

関係者に尋ねると、「強いですよ。でも私の口から詳細は言えません」と、何やら奥歯に流氷の天使・クリオネが詰まったような物言いをするので、「取材できませんか?」と頼んでみると、「受けないと思いますよー」と笑顔で、しかしきっぱりと教えてくれた。

……相当の大物がからんでいそうな予感がする。機会があれば引き続き、レポートしたい。

カーリングポストが完成して

常呂でカーリング取材があると、滞在都市は基本的に、網走か北見の2択だ。

常呂町内にも佐藤旅館というこぢんまりした居心地の良い宿、少し車で走るとサロマ湖鶴雅リゾートという仕上がった温泉宿があるのだが、前者はカーリング関係者だけではなく建設業関係者などが季節を問わず出入りしていて恒常的に空きが少なく、後者は予算的にちょっと厳しい。そしてどちらも、大きなカーリング大会中は選手や関係者のみで予約が埋まってしまう。

というわけで、常呂から能取湖沿いに30kmほど走って網走に向かうか、常呂川を40km遡って北見に抜けるかを選ぶことになる。

カーリング担当になったばかりの新聞記者から、「どっちの方がオススメですか?」としばしば聞かれるが、「魚が食べたかったら網走、肉なら北見」と簡潔に答えるようにしている。

網走には寿司好きの吉田知那美が通う「やまし田」をはじめ名店が、北見にはロコ・ソラーレファミリーが打ち上げや宴会を開催する焼き肉店が、それぞれいくつもある。

ただ、最近はロコ・ソラーレのトレーナーである大森達也さんが経営するジム「フィジットコンディショニング」をはじめ、チーズケーキ「赤いサイロ」で有名な清月など、周辺取材をする関係で、北見を選ぶことが多い。

その北見に、この1年でカーリングに関連して何の変化があったかと言えば、表面上は昨秋、カーリングポストが完成したくらいだ。

ストーンがちょこんと載ったポスト

このご当地ポストは、カーリングの街・北見を全国に広く伝えようと、北見郵便局が地元企業の協力を得て、北見駅(JR石北線)前に設置したもの。

実物大のストーンが載っているだけではなく、側面には1年前にロコ・ソラーレが銅メダルを獲得した3位決定戦でのストーン配置を再現する芸の細かさだ。

余談ながら、昨年11月からこのポストの愛称を公募していたので、不肖竹田も「ハガキもぐもぐポスト」という未就学児童でも思いつきそうな作品を応募したが、箸にも棒にもカーリングブラシにもかからず落選し、でも落選した中から抽選で当たる応募記念のロコ・ソラーレ切手シートをもらって、まあいいかと納得した経緯がある。

とにかく、この「ロコ・ポス」(1月にこの愛称に決まった)に郵便物を投函すると、ストーンをあしらったオリジナルスタンプを押印してくれるらしい。これはぜひ、常呂町北見来訪の記念として利用してほしい。

また、駅前の商業施設「パラボ」地下では「北見カーリングカスタ」というストーン形の一口焼き菓子が販売されているが、これは銅メダル獲得以前からある商品らしい。