撮影/佐藤圭
# 癒し # 動物

まさに王の風格! 日本最大の鳥類・オオワシの肖像

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見よ! この立派なくちばしを

王者を蝕む鉛中毒の恐怖

オオワシは、日本最大の鳥類。体長は約1m、翼を拡げると、2m40cmになるものもいます。

体は黒い羽で覆われ、翼の前側と尾羽が白くなっています。

特徴は大きくて鮮やかな黄色のくちばしと鋭い眼光。地上にいるものすべてを睥睨(へいげい)するような眼差しには畏敬の念すら覚えます。

 

オジロワシと同じように、海岸にいることが多く、魚や水鳥、海獣をエサにしていますが、子ジカやキツネを爪にかけることもあるようです。

オオワシもまた、環境省レッドリストで絶滅危惧種に指定され、国の天然記念物になっています。

彼らの個体も減っているのですが、近年、危惧されている原因のひとつが、鉛害です。

狩猟で撃たれたエゾシカの遺骸の一部が山に放置されて、それに群がるワシやタカの姿をみることがあります。

北海道では20年前から鉛弾の使用が禁じられているにもかかわらず、いまだに違法な鉛弾を使用しているハンターがいるのです。

撃たれたエゾシカの体の中にはその鉛弾が残り、それを食べたワシやタカが鉛中毒になってしまう。鉛中毒に陥った猛禽類はひどい貧血となって運動能力が低下し、多くは命を落としてしまいます。

山の中で彼らの遺骸を見つけると本当に悲しくなります。

ハンターのみなさん、お願いですから、ルールは守ってください。

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