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東京オリンピック選手村跡地のマンション「晴海フラッグ」は買いか?

「陸の孤島」問題が立ちはだかる
「買っていいマンション」は、どう見極めればいいのか? その問いに答えてくれる「目利き」がいる。累計5000戸、20万ページの「ガチンコ評価レポート」を30年以上書き続けてきた住宅アドバイザーで、著書『マンション大全』もある三井健太氏だ。もうすぐ販売開始となる、東京オリンピック選手村の跡地を利用した「晴海フラッグ」。買って得する物件なのか、それとも損する物件なのか、三井氏に分析してもらった。

販売開始はもうすぐだ

2018年10月31日の新聞報道では、オリンピック選手村を2019年に売り出すのだそうです。ただいま建設中の選手村ですが、五輪の前に販売を開始するというわけです。

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2018年11月3日、現地に行ってきました。選手村のすぐ隣にある「晴海客船ターミナル」の屋上に上ると展望台があって全貌がよく見えるのです。

筆者はルポライターの素養はないので、プロのようには書けませんが、「潮の香りがするなあ」「空が青い」「あ~海だ」「レインボーブリッジや豊洲の街が一望にできる」「目と鼻の先は豊洲新市場だ」など、とても新鮮でした。

住宅(各住戸内部)からは、どんな光景に見えるのだろうか? そんな思いも浮かびました。50階建てのマンションも2棟建つ予定になっていて、その48階にタワー以外の住民も自由に上って景色を楽しむことができるのだそうです。

既に一部の外観が見えており、工事は順調に進んでいるようでした。この分だと、オリンピック開会の前には悠々完成するのかもしれないなと感じました。建物の位置関係も分かり、東京湾と運河に面する棟は下層階でも眺望は良さそうです。

 

リゾート地のような場所と言えるかもしれないとも思いました。通勤を考えなくていい人、つまりリタイアしたシニア世帯や、ホームワーク、テレワークが可能な人には毎日が楽しいかもしれないなあ。そんなことも頭をよぎりました。

「非日常が日常に」という、何年か前に有明に完成したマンションの広告で使われたキャッチコピーを同時に思い出しました。

有明からお台場にかけては、観光資源、フジテレビ本社・アクアシティお台場・デックス東京ビーチ・パレットタウン・船の科学館・大江戸温泉物語・日本科学未来館・テレコムセンター、東京ビッグサイトなどの集客施設があります。

広大な緑地もあって、ここは非日常的な暮らしができる。しかも休暇を取って遠くへ旅行するのではなく、日常的に楽しむことができるのです。確か、そんな意味合いを込めてのキャッチコピーだったと記憶しています。

通勤の足は「りんかい線」と「ゆりかもめ」。広々として開放的、タワーマンションなので、東京タワーやレインボーブリッジなどの眺めを楽しむ。そんなマンションが有明エリアには10年ほどの間に10棟ほど建っています。

個人的には、ライフラインが地中に埋設されていて、電柱がない街並みは美しいと思っています。