今日、口にした食べ物や着ている服は、どのような人がつくり、どこからやってきたか知っていますか? そこに労働搾取や児童労働、環境破壊はないかと、ものの背景を知って買うことからはじめてみてください。といってもストイックになりすぎることなく楽しみながら。エシカルな買い物は、社会や環境に貢献できます。

BEAU PAYSAGEのバタフライ・プロジェクトアイテム

ボーペイサージュのワイン(参考商品)、コンピレーションブック BEAU PAYSAGE la montagne2017¥3300、Chardonnay2016¥3000、Pinot Noir2015¥2916※すべて税込(resonance music)


自然派ワイン好きのあいだで、幻のように語り継がれているワインがある。フランス語で美しい風景を意味する、〈ボーペイサージュ〉という山梨県、津金のワイナリーのもの。水のように自然にからだに入っていくおいしさ。ラベルには、「グラス一杯のワインで地球が変わります」と書かれている。そのワインを作っている岡本英史さんが始めたのが、「バタフライ・プロジェクト」。岡本さんはあるとき、ワインの補糖用のサトウキビのために、森林が伐採され、熱帯雨林の破壊や貧困を引き起こしているかもしれないことを知った。知らないところで誰かを傷つけ、泣かせていたかもしれない……。そうならないために、自分に何かできることはあるだろうかと考えて、まずは知ることからはじめようと思ったそう。「私達の毎日の食は世界とつながっていて、一人一人が食べ方や飲み方を少しでも意識して選ぶことができれば、環境は変わる。しかし、知らなければ選ぶことはできないから、まずは生産者が消費者にとって必要な情報を公開していこうというのがバタフライ・プロジェクトです」

そんな岡本さんに賛同して、〈ボーペイサージュ〉のワインをイメージして音源を集めたCDと、情景写真やコラムを収めた小冊子のセットを作っているのが、resonance music。ワインは生産数が少ないけれど、そのコンピレーションブックを発売することで、販売価格の7%をバタフライ・プロジェクトの活動資金にできるし、もっと広く人々に知らせることができるのだ。

森のコーヒーの珈琲

森のコーヒー200g×2パック¥2200(銀座カフェー パウリスタ)※豆タイプか挽きタイプか選択可能。


一般的なブラジルコーヒーは、熱帯雨林を伐採し、そこにコーヒー樹木だけを単植して、約1.5mに剪定し、農薬や化学肥料を使って作られている。対して、農薬や化学肥料は不使用で、自然な森の生態系を保ち、自然循環機能を活用して作っているのが〈森のコーヒー〉。自然な甘みと明るい酸味、そして深い味わいを持つこのコーヒーは、完熟豆を天日干しし、伝統の技法で焙煎し仕上げている。


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Photo:Shota Matsumoto , Mika Nakasho , Toru Oshima(still) Text:Shiori Fujii Text&edit:Shoko Matsumoto