今日、口にした食べ物や着ている服は、どのような人がつくり、どこからやってきたか知っていますか? そこに労働搾取や児童労働、環境破壊はないかと、ものの背景を知って買うことからはじめてみてください。といってもストイックになりすぎることなく楽しみながら。エシカルな買い物は、社会や環境に貢献できます。

 

ショコラティエ パレ ド オールのチョコレート

「ガーナ スマイル カカオプレミアム」シリーズの左から・ボンボンショコラ¥1200(+寄付金¥200)、ビーントゥバー¥800(+寄付金¥200)(ショコラティエ パレ ド オール)


カカオ豆の産地として知られるガーナでは、カカオ農家での子供の労働が問題になっている。認定NPO法人ACEは、ガーナ・アシャンティ州のカカオ生産地で児童労働をなくすためのプロジェクトを実施。その地域で収穫された、国際フェアトレード認証のカカオ豆が「100%チャイルドレイバーフリーカカオ」。ショコラティエの三枝俊介氏がそのカカオを使って作った商品は、1商品につき200円が児童労働をなくすための活動資金としてACEに寄付される。

養蜂女子部のハチミツ

ピュアハニー120g¥1800、ドロップハニー120g¥2100、蜜蝋キャンドル3本¥650、蜜蝋エコラップ 来春発売予定/価格未定(養蜂女子部)※在庫があるときのみ販売


養蜂が身近である信州の中川村に嫁いだメンバーが、その技術を継承していきたいと考えたことから、〈養蜂女子部〉は発足した。自分が作るケーキに飾るキャンドルもなるべく自然のものにしたくて、蜜蝋に興味を持っていた菓子研究家の長田佳子さんも、友人の繋がりで入部。入部してからは、蜜蜂の生態そのものにも興味が出てきた。素材にこだわる長田さんは、全国の農家を訪れることも多く、いい環境で野菜や果物を育てている所には、巣があることが多いと気づいた。「やっぱり農薬を使って目先の利益で野菜を作っていたら、蜜蜂はいなくなる。それはひいては野菜の質の低下につながってしまうんです。今は、蜜蜂が飛び交っているのを見ると、ここは大丈夫って安心するようになってきました」

日本蜜蜂は今、危機に瀕している。その理由は様々だが、自然環境の変化、農薬が増えたせいとも言われている。「2018年は特に猛暑や台風の多さなど、異常気象によって養蜂の被害も大きくて。近所で飼っているおじいさんたちも、昔はこんなに苦労しなかった、と話していました」

蜜蜂を飼うことで、自然を身近に感じる。蜜蜂が飛び交う環境を守っていきたくなる。「日本蜜蜂は西洋蜜蜂と違って、人の手を借りたいと思っていないんです。私たちは、蜜蜂が暮らしやすいように手伝うだけ。もっといろんな人がトライしてみる価値があると思います」。養蜂を身近に感じ、環境の変化や自然にもっと敏感になってもらう。それが〈養蜂女子部〉の願いだ。


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Photo:Shota Matsumoto, Toru Oshima(still) Text:Shiori Fujii Text&edit:Shoko Matsumoto