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# 政治

「第4次安倍改造内閣は7月まで」は予言か?扇動か?

改元の年には政変が起きている

「その道のプロの常識」を集めよ

その道のプロの常識、というやつがある。

一般の人には知りえない話であっても、その道のプロならば全員が知っているという話だ。

1つの道のプロになるのは難しい。たとえば、政治や経済のことが大事だとわかっていても、では何を信じればいいのかよくわからない。しかも、詐欺師のような言論人がはびこっている。ついでに言うと出版の超供給過多で、玉石混交がはなはだしい。

ただでさえ現代人は忙しいというのに、いちいち膨大な石の中から玉を見つけ出している暇はない。とはいうものの、日々のニュースで情報だけが入ってくるので、真贋を見極めなければならない。

そういう時の見極めるコツが、「その道のプロの常識」を集めることである。

「この内閣は長くて来年の7月まで」

たとえば、昨年2018年10月、安倍晋三は内閣改造を改造した。

私は、「この内閣は長くて来年の7月までだな」とつぶやいた。これは、政治のプロの常識だ。

ニュースを見ていると、「在庫一掃内閣」「普段は大臣になれないような人物を、各派閥が押し込んでいる」と報じていた。実際、年末から今に至るまで、片山さつき地方創生担当大臣や桜田義孝東京オリンピック・東京パラリンピック競技大会担当大臣のスキャンダルで騒がしい。

私がつぶやいた時、もしかしたら、安倍内閣は来年の7月で退陣するのかもしれない!? と思った方も多発したようだ。

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だが、政治のプロからすれば、今の安倍内閣が今年2019年7月までの任期だというのは常識なのだ。常識というのは、歴史を学べばわかる。新聞記者など政治のプロは経験によって学んでいるが、アマチュアであっても歴史に学べば、プロと同じ知見を身に付けられる。

まず、歴代内閣の平均任期は1年。大臣とそれに伴う自民党政治家の人事も動く。2018年10月から2019年7月までは1年弱。やや短いが、四捨五入すれば1年だ。今年の7月には、参議院選挙がある。国政選挙があれば、内閣改造が行われる。安倍首相が退陣に追い込まれた場合は当然今の閣僚は総辞職だが、仮に政権続投の場合でも内閣改造が行われるのが政界の慣例だ。

 

以上は政治の世界の常識だ。

だから私が昨年、「この内閣は長くて来年(つまり今年2019年)の7月までだな」とつぶやいたのは、予言でも何でもないのだ。