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衝撃! なぜアメリカでいま巨大銀行の「大再編」が始まったのか

全米6位の銀行誕生の背景とは

全米6位の銀行誕生、メリルリンチ以来の大型買収

2月7日に、米大手地銀BB&Tが同業のサントラストを買収すると発表した。

買収金額は280億ドル(3兆円強)。ちょうど10年前のバンク・オブ・アメリカによるメリルリンチ買収(4.5兆円規模)以来の大規模買収となる。

〔photo〕gettyimages

株式交換による買収で、サントラストの株主は、1株につきBB&Tの株式1.295株を受け取ることができる。前日終値に基づく実質的な買収プレミアムは7%となる。

 

翌日、被買収先であるサントラストの株価は、一時12.7%高と、プレミアムを上回る上昇幅となった。買収側のBB&Tも6.1%高をつける場面もあった。

その後も、両行の株価はS&P500銀行セクター平均を上回って上昇している(図表1)。

統合後の銀行は、全米第6位の資産規模となる(図表2)。

従来は、もっと小規模の銀行が、総資産規模で2,500億ドル以下に収まるような統合をするのでは、という見方が多かった。この水準を上回ると、大規模銀行とみなされて規制が厳しくなるためだ。

しかし、今回の2行は、こうした市場の想定よりもはるかに大きい。

両行は既に、それぞれ2,000億ドルを超える資産を有し、遅かれ早かれ、単独で2,500億ドルを上回る可能性が高かった。統合しても、追加的なデメリットがあるわけではないと判断されたとみられる。