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日本株の総元締め、日本取引所グループの「株価」が冴えない深刻背景

今週の「AI株価予報」で読む

日本取引所グループ、売買金額の低下が鮮明に…

ここのところの日本株は「戸惑いの値動き」を見せている。

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日経平均株価は2万1500円の大台を超えたかと思ったら、翌日にはズルリとまたこの節目を割り込むなど、定まらない投資家心理を反映したマーケット模様が目に付く。米中貿易摩擦の緩和から日本株の続伸を楽観視する向きもあるが、円高リスクを警戒する声も出ており、不透明な相場が続く見込みである。

そうした日本株市場にあって、ズバリ的中率80%を超える『Phantom株価予報AIエンジン』(財産ネット社開発・運営、詳細はhttps://phantom-ai.com/)が導き出した「今週の注目銘柄」を紹介しよう。

まず、今週の『Phantom株価予報AIエンジン』がピックアップした大本命銘柄は日本取引所グループ (8697)である。

 

日本取引所グループといえば、東京証券取引所や大阪取引所などを傘下に持つ取引所グループで、日本の金融市場の中核を担う企業である。

「JPX(ジェイ・ピー・エックス)」の愛称で知られる一方、日本株の上場、売買、決済などを担うサービスを提供しており、まさしく日本株の総元締めといえる。

そんな日本取引所グループの株価が冴えない。

財産ネット企業調査部長の藤本誠之氏が言う。

「日本取引所グループの株の動きを見ると、3月期決算企業の第三四半期決算発表終了後、薄商いの日が多くなってきているんです。明らかに売買金額の低迷が鮮明となってきています」

当然、株価も低調。日本取引所グループの株価は昨年11月には2000円超えしていたにもかかわらず、直近では1900円割れの日も目に付く。

「ここのところ発表が続いた日本企業の第三四半期決算では、中国経済の減速懸念などを受けた下方修正ラッシュが勃発しました。今年度の日本企業は減益に追い込まれる可能性が高まっており、海外投資家を中心に日本株から『脱出』を始めている」(アナリスト)

その結果として、日本株全体の「写し鏡」である日本取引所グループの株価が不調に陥っているというわけだ。

しかし、同社の株価が冴えない理由はそれだけではない。じつは同社はいま、ある深刻な事情を抱え込んでいるのである。