ヴィーナスベルトは、空気が澄んだ快晴の夜明け前や、日が暮れた直後に、太陽の逆側の空がピンクのグラデーションに染まる自然現象のことです。
その下に見える藍色の帯は、日が沈んだり、昇ったりするときにできる地球の影です。
めったに見られない自然現象というわけではないのですが、高い建物に囲まれた都会では見るのが難しいかもしれません。
撮影地は、風の町、苫前(とままえ)町で、写っているのは、風力発電の風車群です。
余談ですが、苫前町は、今から104年前の大正4(1915)年、巨大ヒグマに襲われて、開拓民7人が死亡、3人が重傷を負うという、記録に残っているなかでは日本史上最悪の獣による食害事件が起こった町です。