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# 起業

「しょぼい起業」流、お客さんに勝手に宣伝してもらう方法

「広告宣伝費」はかけなくてOK!
就職活動に失敗した、アルバイトが続かない、満員電車に乗りたくない、もう会社員はいやだ……そんな人におすすめしたいのが「しょぼい起業」だ。初の著書『しょぼい起業で生きていく』が話題の「えらいてんちょう」さんによれば、宣伝費をかけなくても、お客さんを増やすことはできるという。お客さんに「好き勝手に」宣伝してもらえばいいのだ。この秘策について、本人に語ってもらった。

一番の広告は「口コミ」だ

私は「いかにお金をかけずに起業し、利益を出していくか」ということを、「いかにしてすでにあるものを資本化し、労働力に替え、利益に替えていくか」という観点から話していますが、これだけでは、まだクリティカルな説明をしていません。

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それは、「いかにしていままでお客さんでなかった人をお客さんにしていくか」です。いわゆる「広告宣伝費」の部分になります。

大企業ですら、経費を削るときには真っ先に広告宣伝費を削ります。確実に効果が出る広告というのは、おおまかに分ければ「一発で刺さるか、何度も見せて刷り込むか」しかなく、どちらにしても、一般的には非常にお金がかかるものです。

たまに、まぐれ当たりのような形で、予算のかかっていない、「狙ってない」広告がおもしろがられて広まることがありますが、これは文字どおりまぐれ当たりで、狙って当てられるようなものではありません。だいたい狙って当たるのなら、とっくに大資本の広告代理店がやっているはずです。

 

まして、必要最低限の経費でやっていく「しょぼい起業」の場合、ない財布を絞って雀の涙ほどの広告宣伝費を捻出しても、まずほとんど効果はないと言っていいでしょう。そもそも、不特定多数の人のうちの数%に興味を持ってもらうなんて、打率の低い、既存の広告宣伝をやる余裕は「しょぼい起業」にはありません。

じゃあ、流行りのネット広告でしょうか。ところが、広告らしい広告は、ネットでは非常に嫌われるのです。Googleのリスティング広告なんかも、サイトにひとり呼ぶのに100円とかかかりますし、そもそもネットをふつうに使う世代の大多数の人は広告を基本的に読み飛ばしています。

というわけで、結局のところ、いちばん望ましい広告は、「口コミ」なんですよね。当然ですがこの「口コミ」は「クチコミサイト」とは違います。ホンモノの、人から人へと伝わる、文字どおりの「口コミ」です。「クチコミサイト」の評価はお金で買えるかもしれませんが、ホンモノの口コミはお金では買えません。