古代から連綿とつづく奥ゆかしい歴史と伝統をもちながら、ユニークに進化している山陰。今、新たな風とともに歩きたい5つの旅を絵巻にしたためました。今回は、タイムトリップの巻、鳥取編。あたらしい聖地巡礼を、ご一緒に。
懐かしい日本の原風景を探しに。
山陰の昔ながらの風景は妙に懐かしく、ぎゅっと胸を摑まれるようなノスタルジーに満ちています。たとえば、鳥取市内から南へ下った智頭の山奥にひっそりと佇む「板井原集落」は、知る人ぞ知る秘境。水車小屋や炭焼き小屋といった昭和の山村風景がそのままの形で残っています。
一方、倉吉にある赤瓦に白い漆喰壁の建物が有名な「白壁土蔵群」は、江戸から明治期の面影を残す人気のレトロタウン。かつて造り酒屋や醤油屋として使われていた建物が喫茶店やギャラリーに姿を変えて、往時の情緒を今に伝えています。
【其の一】
板井原集落
昭和30年代の山村の風景を残し、築100年の古民家では田舎料理も楽しめる。食の美味しさには定評があり、お米に感動して毎年この地に通うファンも。
【其の二】
白壁土蔵群
江戸から明治期の面影をとどめるレトロで雅な城下町。名物は「米澤たいやき店」の白くてモチモチのたいやき。金型で1匹ずつ焼き上げる熟練の技も見どころ。
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●情報は、FRaU2018年12月号発売時点のものです。
Illustration:Shinji Abe Text&edit:Ayaha Yaguchi