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坂口健太郎に常盤貴子…いま「弁護士ドラマ」が台頭している理由

そして、どの作品に期待すべきか

刑事ドラマと似た構造

1月から始まったドラマには「弁護士ドラマ」が目立つ。

TBSの『グッドワイフ
フジテレビの『スキャンダル専門弁護士 QUEEN
日テレの『イノセンス 冤罪弁護士
3本も揃ってしまった。
 
弁護士ドラマは、基本は「事件もの」である。

何かしらの事件が起こり、弁護士が呼ばれ、その事件の真相をつきとめて、依頼者を救う。そういうパターンが多い。刑事ドラマと同じ構成である。だいたい1話完結であり、それとはべつに全編を通して大きな謎が横たわっている、というのが基本的な構造だ。

前のクール2018年10月期のドラマでも2作品の弁護士ドラマがあった。
織田裕二の『SUITS−スーツ』(フジテレビ)と米倉涼子の『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』(テレビ朝日)である。

織田裕二主演、鈴木保奈美共演で話題になった『SUITS−スーツ』はもともとアメリカの弁護士ドラマで、その日本版リメイクである。いま常盤貴子が演じている『グッドワイフ』もこれも同じくアメリカのドラマをリメイクしたものだ。

弁護士ドラマといえば、やはりアメリカドラマが本場だというイメージが強い。

私が子供のころ(昭和のころ)、アメリカでは何かあるとすぐに人を訴えるらしいと聞き及んでいて(完全な偏見ですけれど)、だから弁護士ドラマといえばアメリカのものだろう、とぼんやりと想像していたものだ。

 

それが、いまの日本では、ふつうに弁護士ドラマが展開されている。日本もアメリカ型訴訟社会になってきた、というわけではなく、おそらく視聴者が、弁護士ドラマの型に慣れた、ということなんだとおもう。

刑事や警察官が主人公の「事件ドラマ」は根強く人気で、でも刑事ばかりでは飽きるので、そのバリエーションとして弁護士ドラマが増えてきたのだろう。じっさい、ドラマの弁護士や検事は、よく自分たちで捜査に出かけている。

弁護士ドラマは、だいたい複数の弁護士が出る。

『グッドワイフ』で弁護士を演じているのは、常盤貴子に小泉孝太郎、賀来千香子、博多華丸、新人弁護士役で北村匠海である。

『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』では竹内結子に氷川あさみ、中川大志、バカリズムの4人が弁護士だ。

『イノセンス冤罪弁護士』では坂口健太郎に川口春奈、志賀廣太郎、杉本哲太、正名僕蔵である。

並べると一挙に日本の弁護士が増えた感じがしてしまう。

『イノセンス』で脇役の弁護士である正名僕蔵は木村拓哉の『ヒーロー』で検事事務官をやっていたから、(つい最近再放送でも見ていたので)、ずいぶんと出世したんだなあとおもってしまった。いや、それだけの話だけど。