「リア充」「草食系」どっちが多い? 性行動調査で発覚した意外な事実

男子の「リア充」は34.3%?
林 雄亮 プロフィール

わかりにくいかもしれないが、大雑把に言えば、上記の6つの情報を用いて、統計的に適切なグループ分けを行い、その割合を算出したということだ。統計的な手続きの詳細は割愛するが、最終的に最適なグループの数を男子は5グループ、女子は4グループとした。その各グループの割合を示したものが、以下の図2(男子)と次ページの図3(女子)である。

図2 各グループの構成割合(2011年大学・高校男子)
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草食系男子はわずか12%?

統計的にどのようなグループ分けができるか、そして、その割合はどれほどなのか。それぞれのグループの特徴と割合は以下のとおりである。

男子の1つ目のグループは、同性・異性の友人が比較的少ないが、交際経験や性交経験はあり、性的関心や性に対するイメージも「楽しい」と考えている層。友人は少ないが、恋愛経験が豊富という意味で「人間関係のなかでも恋愛が特別に好き」なグループと言えるかもしれない。図では「活発層」とした。この構成割合は約14%である。

2つ目のグループは、性に対する「楽しい」というイメージや性的関心はあるものの、友人は少なく、性行動の経験も乏しい層。やや鬱屈した気持ちを抱えているグループかもしれない。これが男子の約2割を占める。図では「未経験・友人少ない層」とした。

3つ目のグループは、全体の3分の1を占める最大の層で、友人も多く、性行動も活発である。友人が多く、恋人も多い…いわゆる「リア充」はこうした層を指すと言えそうだ(図では「やや活発層」とした)。その意味では、リア充が男子高校生・大学生のうち3分の1を占めているということになる。みなさんの想像よりも多いだろうか、少ないだろうか。

 

4つ目のグループは、性的関心や性に対するイメージにおいて消極的な層で、構成割合は約12%である。これが、性的に積極的という意味では「草食系男子」の一部はここに入るかもしれない。

最後の5つ目のグループは友人が多く、意識面で性にポシティブであるが、交際経験が乏しく、性交経験がない層で、約2割を占めている。友人は多く、性に積極的という意味では「リア充予備軍」と呼べるかもしれない。図では「未経験・友人多い層」とした。

多数派を占める「やや活発層」、その予備軍としての「未経験・友人多い層」を考慮すると、「無関心層」のような「草食(系)」「絶食(系)」男子の存在は確認できるものの、男子高校生・大学生全体のなかではそれほど大きな割合を占めていないことがわかる。

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