【首都圏】5年・10年後に「大化け」する駅ランキングを発表!

都心で便利なのに「割安な駅」が狙い目
山下 和之 プロフィール

「横浜駅」より「東神奈川駅」のワケ

 リセールバリューで4位に入っているJR京浜東北線の「東神奈川」駅。巨大ターミナルの「横浜」駅のお隣の駅で、交通アクセスなどの利便性が高い割には、マンション価格はかなり安くなっている。

お隣の「横浜」駅は10年前の分譲時の坪単価240.8万円で、現在の中古マンション価格が296.6万円だからリセールバリューは123.2%。それに対して、「東神奈川」駅は新築時が162.0万円で、現在の中古取引価格が234.8万円だから、リセールバリューは145.0%に達する。

この10年間で相場がかなり上がっているとはいえ、まだまだ「横浜」駅に比べるとかなり安い。駅前の再開発が急速に進んでいるので、今後も発展が期待できるのではないだろうか。

 

「リセールバリューの低い駅」のある共通点

一方、東京カンテイの調査で、首都圏で最もリセールバリューが低かったのは、JR東海道本線の「大磯」駅。分譲時の新築時の坪単価が159.8万円に対して、現在の中古坪単価は80.0万円、リセールバリューは50.1%という結果だった。10年で半値まで下がってしまった計算だ。

大磯といえば、かつては湘南を代表する別荘地であり、政財界人が別荘などを営んだことで知られる。その後有名ホテルが進出し、企業の保養所、研修所などが建てられたものの、最近ではマンションや建売住宅などに建て替えられつつある。

しかし、都心からの距離の遠さなどもあって、注目度はさほど高くないのが現実。リゾート地として一定の人気を保っていた10年前の新築マンション価格が周辺に比べると高めだっただけに、その後の落ち込みが目立つ結果となっている。

そのほかでは、やはり都心からの距離が遠い住宅地が下位に並んでいる。バブル期などに地価の安さから開発が進められたものの、その後開発がストップしているようなエリアはリセールバリューが下がる一方。いったん低下が始まると負のスパイラルは避けられないので、資産価値を考えればこうしたエリアの選択はなしだろう。

マンション選びは、何よりこれからの生活をいかに快適なものにするかという視点からの選択が第一だが、同時に、その選択が資産形成に大きく影響してくることも頭に入れておきたい。それによって、資産価値が高まりそうな物件を見つけることができれば、より豊かな人生につながる――物件選択においては、エリアのリセールバリューに注目しておくことも大切なのではないだろうか。

首都圏でリセールバリューの低い駅ワースト5

拡大画像表示資料:東京カンテイ