写真提供 マツダ株式会社
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「新型MAZDA3」でマツダはBMW&ベンツに肩を並べたか

広島の小さな自動車会社が生き残る道

デザインと質感への驚き

昨年末のロサンゼルスモーターショーで発表され、日本でも2019年1月の東京オートサロンでお披露目された新型マツダ3(現行型の日本での呼称は「アクセラ」)。2012年以来マツダのデザインコンセプトであったダイナミックで躍動感のある「魂動(こどう)」コンセプトをさらに進め、日本の美意識を取り入れた「引き算の美学」でダイナミックでありながらシンプルで凜としたデザインを実現している。筆者も写真を見た瞬間その美しさと斬新さに感動を覚えた。

東京オートサロンでは実車をじっくり眺めることができた。特に好感を持ったのはハッチバックモデルである。デザインは写真で見る以上に美しく、キャラクターラインがないのに光のあたり方で表情を変えるサイド面、大胆な造形だが面としても美しいCピラーなど、しばらく眺めていて全く飽きることがなかった。

写真提供 マツダ株式会社
 

だが、もっと驚いたのがその質感の高さである。

従来、日本のこのクラスの車はドイツ車と比べて鉄板が薄いような、安っぽさを感じるものが多かったが、現行アクセラでドイツ車に近い質感となり、この新型マツダ3でははっきりドイツ車を超えたように思えた。

内外装はクラス最上級

室内に入ると、その印象はさらに鮮明になる。ダッシュボードの造形、各種スイッチ類のデザインのレベルと質感の高さは筆者の所有するBMW1シリーズ(マツダ3とサイズ的に近い)を大きく凌いでいると思う。メルセデスベンツAクラスは最近モデルチェンジして質感を上げてきているが、それと比べても勝っていると思えた。

写真提供 マツダ株式会社

総合的に見て内外装の「見た目」で判断する限り、このクラスでは世界で最も魅力的な車に仕上がっていると思われた。走りの質に関しては日本ではまだ発売前でありまだ筆者は試乗できていないが、先行して行われたロサンゼルスでのプレス向け試乗会に参加したジャーナリストのレポートによれば、静粛性も高まり乗り味もより上質に進化してプレミアム度を高めているようだ。

さらには、このマツダ3にはガソリンの圧縮着火を世界で初めて実現した、SKYACTIV-Xエンジンの搭載モデルも導入される見込みである。このエンジンはガソリンエンジンの気持ちよさとディーゼルエンジンの経済性を併せ持っているといわれており、エンジン的にもプレミアムブランドにふさわしいものとなるであろう。