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「さらば、リア充!」“非リア”が王になる時代が来た

もうお前らのことは羨ましくない

「非リア充」とは「非リアルで充実した人」である

このたび『非リア王』(講談社文庫)という本を出版した。

タイトルはシェイクスピアの『リア王』へのオマージュだが、内容は全く関係ない、何故なら私はリア王を見たことがないので似せようがない。

『非リア王』とは「非リア充」を題材にした一冊である。

そう言い切りたいのだが、途中で掲載誌が解散してしまったので、非リア充については半分くらいしか論じておらず、後の半分は全く別のことが書かれている。

つまり『非リア王』とは、「非リア充」を題材にした0.5冊である。

キマったところで、「非リア充」という言葉を皆さんご存知だろうか。

元々ネット用語みたいなところがあるので、ネットなんか触ったことがない、俺はいつでも太陽の下にいるという人は知らないだろうし、知る必要もない。

そして、これからもこちら側には来ないようにしていただければと思う、お互いのために。

言葉を知っている人でも「なんかイケてない奴」というような漠然としたイメージしかないと思う。

しかし「非リア充」とは、ただ単にイケてない奴を指す言葉ではない

「非リア充」の対義語は「リア充」であり「リアルの世界で充実している人」のことを指す、つまりリアルで充実していない奴が「非リア充」ということになるが、「非リア充」には「リアル以外(非リア)で充実している人」という意味もあるのだ。

「リアル以外」とは何だ、貴様が自分の脳内で充実している話など聞きたくないと思われたかもしれないが、今は全世界共通の「リアル以外」の場所が存在する。

そう、ご存じ「インターネット」だ。

つまり「非リア充」とは、現実世界に居場所はないがネット上にはある人のことを指す。

どこにも居場所がない、という人は「非リア充」ですらない、他の「名状し難い何か」だ。