# 貯金

35歳、出版社勤務女子、年収1000万円なのに貯蓄ができないワケ

年収が高くても貯まらないワナ
高山 一恵 プロフィール

「先取り貯蓄」「強制貯蓄」の仕組みがオススメ

R子さんのようにお金の管理が苦手なタイプの人が貯蓄するためには、お給料が入ったら先に貯蓄する「先取り貯蓄」をすること。そして、毎月先取り貯蓄が実践できる「仕組み」をつくることが大切です。

R子さんが勤務する出版社は大手なので、従業員に対する福利厚生制度は充実しています。財形貯蓄や社内預金など、有利にお金を貯める制度も多々あり、ぜひ活用したいものです。

手始めとして、先取り貯蓄を仕組み化するために一番有効な「財形制度」を活用することを提案。お給料から天引きされるので強制的に貯蓄することができます。

R子さんの場合、収入が高いので、少なくとも手取り収入の2割は貯蓄したいところです。ちなみに、手取り収入の2割を5年間貯蓄できれば、自分の年収分が貯蓄できます。

貯蓄の習慣が身についたところで、貯蓄から資産運用へとステップを進めていただく予定です。

 

昔の常識は今の非常識と心得る!

今回の事例からわかったように、貯蓄ができるかできないかは、収入の高さではなく、実は支出に鍵があるのがおわかりになったのではないでしょうか。世の中には、収入が低くてもしっかりと貯蓄できている人はたくさんいます。

また、今回のR子さんの消費習慣は、R子さんの職場特有の風土も関係しているといえます。というのも、一昔前であれば、出版社勤務、メディア系の仕事といえば、誰もが憧れる花形の職種でした。

R子さんの先輩社員の多くは、いわゆるバブル期入社。先輩の話しを聞くと、当時は、ブランド物のバッグや靴、時計を買い、食事は銀座の高級レストラン、女子会はラグジュアリーホテル、など高級三昧の日々だったとか。今の時代は、バブル時代とは社会、経済状況は全く変わっているのに、バブル期の消費スタイルが抜けない先輩も多いようです。

そんな先輩方と日々一緒に仕事をしている中で、R子さんもバブル期型の消費が身についてしまったのかもしれません。

とはいえ、一昔前と違い、出版を取り巻く環境は大きく変化しています。昔の常識は今の非常識と心得、今こそ、お金を貯める、増やすにも目を向け実践していくことが大切です。