2月21日 X線天体観測衛星「はくちょう」打ち上げ(1979年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1979年のこの日、宇宙科学研究所が宇宙X線を観測するための科学衛星「はくちょう」を、鹿児島宇宙空間観測所から打ち上げました。

内之浦当時の東京大学鹿児島宇宙空間観測所(現、内之浦宇宙空間観測所) Photo by Kodansha Photo Archives

搭載されたコイルに流れる電流と地球磁場との相互作用によって、衛星は向きを自由に変えることができ、この仕組みによって多数の天体を観測することが可能となりました。

はくちょうはくちょう Photo by JAXA

打ち上げから6年後の1985年4月15日に、大気圏に突入し運用を終えるまで、8つのX線バースト天体(中性子星表面での熱核反応の暴走現象)の発見や、ブラックホールの候補天体である、はくちょう座X-1の観測など、多くの成果がこの衛星から生まれています。

【写真】はくちょう座
  白鳥座の魚眼レンズによる撮影。「はくちょう」の名は、X線源のあるはくちょう座に由来する photo by iStock