2019.06.30
# 寄付

やったら超気持ちいい…「寄付」で自分の名前と想いをこの世に遺そう

あなたの人生、最期に何を遺しますか?

おカネやモノを寄付すれば、誰かが喜んでくれる。だが、それはけっして他人のためだけではない。嬉しい気持ちになるのは、自分も同じだ。人生における新しい楽しみが見つかるかもしれない。

人生が楽しくなる

「私は、ラオスの貧しい子どもの教育支援のために、『民際センター』という団体に寄付をしています。金額は、月々1200円。ラオスで、一人の子どもが1ヵ月間、一般的な教育を受けるための学費に相当するそうです。

年に数回、自分が支援する子どもの写真が送られてきます。遠い場所に住む子どもでも、可愛い笑顔を見ると、親戚の子のように思えてきます」

こう語るのは、エッセイストの酒井順子氏だ。

自分のおカネを寄付し、世の中の役に立てようとする人は増えている。『寄付白書2017』によれば、'09年に5455億円だった寄付の総額は、'16年には7756億円まで増加した。

『世の中を良くして自分も幸福になれる「寄付」のすすめ』の著者・近藤由美氏は、寄付をするメリットは、「税制優遇などおカネの面ではなく、気持ちの面で『幸福感』を得られることだ」と語る。

「寄付をすることで得ることができる幸福感は、大きく分けて二つあります。一つは、社会貢献によって、社会とのつながりを持つ機会を得ること。

もう一つは、寄付をした相手から感謝されること。これらの喜びを感じるために、寄付活動を続ける人も増えています」

なかでも増加しているのが、高齢者による寄付である。

'16年でいえば、寄付をした人の割合が最も高いのは、70代以上の高齢者だった。定年後、希薄になってしまった社会とのつながりが、もう一度生まれる。寄付は、老後の人生の楽しみの一つとなり得るのだ。

とはいえ、いくら頭では「いいこと」であるとわかっていても、単に慈善団体などに寄付をするだけでは、肝心の「人の役に立っている」かどうかがわからない。これでは、近藤氏の言う「喜び」を感じることは難しいだろう。

『寄付をしてみよう、と思ったら読む本』著者の鵜尾雅隆氏が語る。

「大切なのは、自分の善意が役に立っている感覚を得られるよう、寄付の目的をはっきりさせることです。そのうえで、自分に合った団体を選ぶのがよいでしょう」

では、どのような団体に寄付をすれば、「気持ちがいい」のか。以下では、具体的な目的別に、寄付先の例と、その体験談を紹介していこう。

まずは、冒頭の酒井氏が寄付をするような、世界の恵まれない子どもたちへの支援活動だ。

民際センターは、ラオス、カンボジア、ミャンマーなどの子どもの生活を支援することを目的とした公益財団法人だ。

 

直筆の手紙に大満足

支援したい子どもを選び、「1対1」のサポートという形で寄付をする。彼らの笑顔を通して、自分が「人の役に立っている」という実感を得ることができるのだ。

「支援している女の子に会いにラオスを訪ねたこともあります。水道すらない村で、『医者になりたい』という彼女の夢を聞き、支援への気持ちが強まりました」(酒井氏)

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