『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』(漫画:若林杏樹)より
# 確定申告 # 節約

スポーツジム、note、Netflix…ぶっちゃけどこまで「経費」になる?

いまどきのサービス、どう計上する?
確定申告シーズンのいま、悩ましいのが「経費」のこと。たとえば、アマゾンプライム、Netflix、Hulu、Spotify、note、オンラインサロン、クラウドファンディング……。百花繚乱のいまどきのサービスは、どこまで経費になるのでしょうか? 自称「日本一フリーランスに優しい税理士」で『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』の著書もある大河内さんが、やさしく教えてくれました。

そもそも経費とは何だろう?

「マネー現代」読者の皆さん、はじめまして。税理士の大河内薫です。

本日2月18日から、皆さんが大嫌いな確定申告の受付がスタートします。税理士業務を10年以上やっていますが、いまだに「確定申告大好きです!」という方に出会ったことがありません。まあ、当たり前か(笑)

かくいう僕も、確定申告はめんどくさいと思っています。できることなら誰かにやってほしい……。ただし、めんどくさいだけで、何をやれば良いかその中身はわかっています。ゴールまでの道のりは見えているので、気持ちは楽です。

税理士以外の皆さんは、めんどくさいに加えて莫大な不安を抱えています。

「何をすれば良いかわからない、何が答えかもわからない」

これです。これが確定申告に背を向けて、大嫌いになる要因です。もっと具体的にいうと、

「とりあえず領収書は保存してあるけど、どこまでが経費かわからない」

個人の確定申告における一番の悩みの種は、経費です。何がどこまで経費になるのかについて、本当に皆さん悩んでいます。しかも明確な答えがないままに、なんとなく確定申告をしている方がとても多い。

いわゆる「経費になるかのボーダーライン」は、確定申告をする方全員の悩みですが、そもそも経費とは何なのでしょうか。確定申告で経費をたくさん計上すると、何が起きるのでしょうか。

 

確定申告における売上はわかりやすいです。あなたが仕事をして受け取ったお金は、全て売上ですね。実に単純明快。

しかし、経費はわかりにくい。というか判断しづらい。個人で生きていく上で、プライベートのお金も、事業のお金も、同じ財布から出ていきます。財布から出ていくお金が全て経費になるわけではありません。

100%仕事のためだけの支出はわかりやすいですが……、「なんとなく仕事に関係するモノ」も経費にしたいですよね?

安心してください。あなただけではありません。皆さんそう思っています。絶対に思っています(笑)  だから判断が、どんどん複雑になっていく。

「仕事と関係があるものが経費」ということは、みなさんわかっています。じゃあ、仕事と関係があるってどこまでを言うの? って話です。完璧な答えはありませんが、今日はそのボーダーラインのお話をします。
 
念の為、経費を計上すると何が起きるかも話しておきましょう。

ものすごくザックリと解説すると、売上から経費を差し引いた残額、いわゆる利益に対して税金がかかります。つまり、利益が減ればと税金が減るし、経費が増えれば利益が減ります。

ズバリ、経費が増えると税金が減るのです。だから、あなたも僕も、法的に許されることなら1円でも多く経費にしたいわけです。だから、大いに悩むわけです。

「これは何費ですか?」より「これは経費ですか?」

経費によくある勘違いがあります。自分の支出を、法律が用意した「〜費」に分類できれば、必ず経費として認められると思っている人が結構います。つまり、経費は白黒ハッキリとわかるもので、経費として認められるか否かの答えは1つであると。

それは全くの誤解で、そもそも法律は「〜費」を用意していません。そして、経費は白黒どころかほとんどグレーです(笑) 漠然とイメージしてください。モデルさんは美容代が認められそうですけど、税理士は認められなさそうですよね?

あなたが行っている仕事、置かれた環境で結論は変わります。だから経費の扱いは難しい。