photo by Getty Images
# 節約 # 旅行

円安なのに「過去最高の海外旅行ブーム」の複雑な事情をご存じですか

原因は国内旅行にあるかもしれない

過去最高の海外旅行ブーム

ここへきて海外旅行が人気だ。今年のゴールデンウィークは天皇陛下の譲位の式典などで10連休になることから、2月の時点で海外旅行が軒並み満席になっているというニュースが飛び交っている。

日本政府観光局(JNTO)が発表した2018年1年間の出国日本人は1895万4000人と、2012年に記録した1849万657人を上回って6年ぶりに過去最多を更新した。この勢いならば2019年も最多を更新することになるだろう。

確かに大型連休は海外旅行に行くチャンスだが、なぜ、海外旅行が増えているのだろうか。

 

過去最多の出国数だった2012年は猛烈な円高が追い風だった。2011年10月に1ドル=75円を付けた円相場は2012年も1ドル=76円から86円前後で推移した。海外での円の購買力が猛烈に強まったこともあり、海外旅行が大ブレイクしたわけだ。

その後は2012年12月に発足した第2次安倍晋三内閣が、アベノミクスを打ち出したことで、急速に円安が進んだ。このため、海外から日本にやってくる外国人にとっては「超割安」な旅行先となった。いわゆる「インバウンド・ブーム」の始まりである。

訪日外国人が大幅に増加した一方で、日本から海外に行く日本人は2013年から2015年まで3年連続でマイナスとなった。

それが再び増加に転じたのは2016年で、5.6%増、2017年は4.5%増えたのち、2018年は6.0%の伸びになった。月ごとの統計でみると、2018年10月には前年同月比12.8%増、11月は8.2%増、12月は10.9%増と大幅に出国者が増加した。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら