なぜメジャーリーガーは引退後5年で8割「自己破産」するのか

「おいしい話」にだまされない方法
長谷川 高 プロフィール

覚えておきたい「投資の教訓」

ここで教訓として、覚えていただきたいことが二つあります。

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一つは「おいしい(投資)話は向こうからやってこない」ということです。

家にいながらにして、電話やメールでやってくる投資話は(一部を除いて)、おおよそ投資不適格な案件ばかりです。

「未公開情報」と銘打って向こうから流れてくる情報も、同時に何千通も送られている実質「誰でも熱烈歓迎! 大公開情報」なのです。

皆さんも、何か良さげな情報を「内々で」ともらったとき、自分が特別だからとは思わないまでも「自分はツイている」と思ってしまったりしませんか? しかし、実際にはそれほどツイているとはいいがたいケースがほとんどでしょう。

やはり、なかなか存在しない優良な投資案件(情報)を入手するには、こちらから出向いて行って、積極的に情報を求めなくてはなりません。

不動産業界でいえば、最大手の三井不動産や三菱地所さえも「何か良い情報はありませんか?」と入社1年目の新入社員から役員まで日々、良質な情報を求め外に探索に出ているのです。

もう一つは、投資全般において「性善説に立って投資をしてはいけない」ということです。

 

「知り合いの◯◯さんの紹介だから良い情報だ」とか「おなじみの◯◯さんが、あなただけに、といって持ってきた案件だから」など、情報を持ってきてくれた方の人柄やバックグラウンドと、投資案件の本質的な良し悪しは、何の関係もないのです。

それではいったい、どうしたらいいのでしょうか?

やはり不動産投資にしろ、株式投資にしろ、その投資対象の良し悪しを「自分で判断できる目を養う」必要があるということです。

これには相当な量の失敗と努力を重ね、良い師匠を持ち、さらに努力と勉強を重ねる以外ないと思います。

最近よくいわれる「金融リテラシー」を身につけるのは容易なことではないかもしれません。

しかし、これを避けて大きな投資行為を行ってしまうと、元大リーガーたちと同じ道を歩んでしまうリスクがあります。

とりあえず、この二つのことを覚えておいていただくだけでも(十分ではありませんが)まったく結果は違ってくると思います。ですから、もう一度書きます。

「おいしい(投資)話は向こうからやってこない」

「性善説に立って投資をしてはいけない」