サムスン、LG、ロッテ…韓国経済を支える10大財閥とその行方

お騒がせご子息と新勢力の誕生
TRANSIT編集部 プロフィール

6. 現代重工業 閔季植(ミン・ゲシク)

現代自動車を創業した鄭周永が、1972年に韓国初となる造船業に進出する形で造船所を建設。鄭の死後、後継者争いなどの末に事業が分裂し、六男が代表となって2002年に現代重工業として独立した。現在は世界最大の造船会社のひとつで、産業ロボットの製造企業としても韓国でトップクラス。

DATA
創業者:鄭 周永(チョン・ジュヨン) 創業年:1972年
総資産:54兆3000億ウォン
主な企業:現代重工業、現代尾浦造船

7. GSグループ 許 昌秀(ホ・チャンス)

2004年にLG内に発足し、翌年にGSとして独立。石油精製を中心に、化学、スポーツチーム運営、建設、小売、駐車場運営などを展開している。コンビニエンスストアGS 25は国内最大手。2005年シーズンからは、LGからサッカーチームFCソウルの経営権を引き継ぎ、親会社となっている。

DATA
創業者:許昌秀(ホ・チャンス)  創業年:2004年
総資産:62兆ウォン
主な企業:GSホールディングス、GSカルテックス

8. 韓進グループ 趙 亮鎬(チョ・ヤンホ)

第二次世界大戦後、軍需物資の輸送を請け負うトラック運送業社として設立。1969年には国営企業だった大韓航空の不振を救ってほしいと朴正煕大統領からの打診を受け、民営化し傘下に収めた。国営の造船企業(のちの韓進重工業、2005年に独立)や大手物流企業を買収するなどして事業を拡大していった。

DATA
創業者:趙重勲(チョ・ジュンフン) 創業年:1945年
総資産:29兆1000億ウォン
主な企業:大韓航空、韓進交通、韓進観光サービス

 

9. ハンファグループ 金 升淵(キム・スンヨン)

火薬メーカーの韓国火薬株式会社として設立。のちにハンファと社名変更するが、これは「韓」と「火」の発音をつなげたものである。現在は製造・建設、金融、サービス・レジャーの3つの主要分野において、国内の系列会社61社を所有する。ハンファQセルズジャパンは日本でのソーラーパネルのシェア1位。

DATA
創業者:金鍾喜(キム・ジョンヒ) 創業年:1952年
総資産:58兆5000億ウォン
主な企業:ハンファ、ハンファケミカル

10. 斗山グループ 朴 廷原(パク・ジョンウォン)

韓国の財閥のなかでもっとも古い、1896年の創業。繊維貿易商だった創業者が開いた、輸入繊維品などを扱う商店が発端で、のちに化粧品や韓国焼酎の製造なども展開した。2000年代からは重工業や建設、インフラ事業系の企業を買収。一方で、かつて中枢事業だった焼酎やビール醸造部門は売却し、企業の再構築をはかった。

DATA
創業者:朴 承稷(パク・スンジク) 創業年:1896年
総資産:30兆4000億ウォン
主なジャンル:重機械、化粧品
総資産出典:韓国公正取引委員会(2018年5月時点)