初代バチェラーの久保裕丈氏
# マネジメント

初代バチェラーが語る、ビジネスと恋愛の意外な共通点

「ギブ・アンド・ギブ」の精神であれ
「今、最も女性ファンが多い経営者」といっても過言ではないだろう。Amazonが配信する恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』の初代バチェラーとして知られる久保裕丈(くぼ・ひろたけ)氏。「容姿端麗なセレブ男性を女性陣が奪い合う」という番組コンセプトにふさわしい、リアルでドロドロな恋愛劇にハマった視聴者も多い。

その久保氏は今、新たなビジネスに挑んでいる。家具やインテリアのレンタルサービス『CLAS(クラス)』だ。デスク、チェア、ベッド、ソファなどさまざまな品揃えがあり、月額500円から利用することができる。

バチェラーへ出演したことで経営者としての心境に変化あったのか。新境地に挑む久保氏に話を訊いた。

取材・文/音部美穂、撮影/池田博美

頭の良さとコミュニケーション力は違う

久保氏は、東大大学院から外資系コンサルティング会社A.T.カーニーを経て、2012年にファッション通販会社『MUSE&Co.(ミューズコー)』を設立。その後、2015年に同社を17億円でmixiに売却した。

容姿端麗で頭脳明晰。久保氏の人生は順風満帆そのものだったのだろうと思いきや、意外にもコミュニケーションで悩むことが多かったという。

「実は、MUSE&Co.時代はコミュニケーションで苦労したんです。僕がそれまで身を置いた東大の大学院やコンサルティング会社には、理解が早い人が多い。1言って、10理解し、自ら進んで動くような人たちばかりだから、良くも悪くも『自分目線のコミュニケーション』で済んでいたし、コミュニケーションでつまずくことがあまりなかったんです。

 

でも、いざ会社を立ち上げてみると、社員たちに『社長が何を言いたいのかよくわからない』と言われて。僕の話が全然伝わっていなかったんですね。

だから、どんな言葉なら相手に伝わりやすいか考え、そのために相手を観察するようになりました。自分を理解してもらいたいなら、まずは相手のことを知る努力をする。この経験は『バチェラー』でも大いに活きました」