# 自己啓発

社会に出たら「勉強する」より「学問する」人のほうが活躍できるワケ

学生時代の頭の良さと、ここが違う
陰山 孔貴 プロフィール

(1)コーチ(師)について学ぶ

まず1つ目は、「コーチ(師)について学ぶ」方法です。

真似ることはすべての基本です。「学問する」ことができている人でないと「学問する」ことを教えることはできません。

なお、ここで言うコーチ(師)には、職場の先輩、同僚、後輩、習い事の先生、大学教員などあらゆる方がなり得ます。

Photo by iStock

一般的に企業で行われているオンザジョブトレーニング(OJT)の多くもこれにあたります。

この場合、上司や先輩がコーチ(師)であることが多く、私もビジネスマン時代、上司や先輩方には多くのことを教えていただき、感謝しています。

(2)仲間と学ぶ

2つ目は「仲間と学ぶ」という方法です。

「学問する」力を獲得する取り組みは、答えやゴールのない取り組みでもあります。しかも、手に入れようとしている力は目に見えない力なので、「今どのくらいその力を獲得できているのかわからない」というストレスもあります。

これは想像以上に精神的にハードなことで、一人で学問に取り組むと挫折してしまう可能性は高いです。そのため、仲間は、そのハードな道のりを一緒に励まし合って歩んでくれる貴重な存在です。

仲間がいて「学問する」プロセス自体が楽しくなれば、夢中になって取り組んでいるうちに気がついたら見える景色・世界が変わっていた、ということもあり得ます。

また、仲間とディスカッションすることで新たな気づきを得られ、回転のサイクルがはやくなり、「学問する」力が高くなる可能性もあります。

最近は多くのコミュニティがインターネット上にもあります。仲間を見つけることは昔に比べ容易になっています。

 

(3)独学する

3つ目は、「一人独学でやってみる」という方法です。

コーチ(師)につき学ぶことや、仲間と一緒に学ぶことが時間や場所の制約から難しい方にはこの方法しかありません。

今は多くの情報がインターネット上にありますし、書籍も出ていますので、ある程度は学ぶことができます。それにどちらかと言えば、やることが最も大切なことですので、独学にも意味は大いにあるはずです。

経営者やビジネスマンの方が、働きながら、自分だけの学問をするメリットは、実際の職場で実践しながらできると同時に、「学ぶ→問う」、またはその逆の「問う→学ぶ」、という「体験」を職場で行うことができることです。これにより「学問する」ことを加速させることができます。

大学の教え子たちにこの体験をしてもらおうとするとインターンシップへの参加等が必要になりますが、経営者やビジネスマンの方ならば、普段から職場で働いているわけですから、容易にできる「体験」になります。