2月18日 物理学者ヴォルタが生まれる(1745年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

ボルタ電池の発明者として知られるボルタこと、アレッサンドロ・ジュゼッペ・アントニオ・アナスタージオ・ヴォルタ(Il Conte Alessandro Giuseppe Antonio Anastasio Volta[伊]、1745-1827年)が、1745年のこの日、イタリアのミラノに生まれました。

ボルタは、電解質を挟んだ2種類の金属板の間で電流が生じることを発見し、これを詳しく研究することで、安定的に電流を供給する電池を開発しました。

硫酸または塩化ナトリウムと水を混ぜた食塩水を電解液、この時の電解液の状態は、 2H+ と SO42- となっています。電極は、亜鉛と銅を用います。

亜鉛の電極は、硫酸塩 (SO42- ) と反応し、正の電荷を持つ水素イオン(陽子)が銅から電子をもらい、水素ガス H2 を発生、亜鉛の電極が負(ー)、銅の電極が正(+)となります。2つの電極、亜鉛と銅をつなげると、ここに電流が流れます。

このとき起きる化学反応を式にすると、以下のようになります。

Zn Zn2++2e-

2H++2e- → H2

この発明は、その後、ファラデーやアンペールなどが電気実験をおこなう際に欠かせないものであり、電磁気学が発展した原動力になったといわれています。現在の電圧の単位V(ボルト)も、彼の名前にちなんだものです。

【写真】ナポレオンに電池の実験を披露するボルタ
  ナポレオンに電池の実験を披露するボルタ photo by gettyimages