# 金銭教育

私がAmazonやメルカリを使って子供に「マネー教育」をする理由

タブー視する日本はおかしい
チヒロ プロフィール

メルカリで「販売」の仕組みを理解させる

買う側の意思決定プロセスを一通り理解できたら、自分が売る側に回ってみることが、さらに理解を深めるために効果的です。

そこで、私は子供が4才の時に、メルカリを始めさせました。4才くらいなると、ちょうど赤ちゃんの頃、使っていたオモチャに、興味を示さなくなります。使わなくなったオモチャを処分するにあたって、フリーマーケットを活用する方も多いようですが、フリーマーケットは開催日が限られている上に、現地に張り付かなければならず、時間も手間もかかります。そのため、私はいつでも簡単に販売プロセスを体験できるメルカリを子供たちに利用させています。

まず、出品するにあたり、メルカリで同様の商品がいくらで売られているのか調べます。メルカリは、過去の商品の価格も調べることができるので、どの商品が、どの程度のダメージ具合で、いくらで売れたのかが一目瞭然で、マーケットリサーチが簡単にできます。

綺麗に使っていれば高く売れたけれども、壊れてしまったものは安くしか売れない。大事に遊んでいれば、使った後でも価値があるということは、子供としては衝撃的だったようで、物を大切に扱うようになりました。

 

次に、配送方法を選択すると、自動的に手数料の10%や配送料が計算され、自分の実入りとなる「利益」が表示されます。つまり、商品を売る際に、実際は売上=利益ではなく、送料や手数料がかかるということが分かります。これが、ビジネスの仕組みがよく理解できる格好のポイントです。

例えば、息子が人気があるから高く売れると想定していた「しまじろうのぬいぐるみ」は、サイズが大きいため、クロネコヤマトの配送料が600円程度かかり、過去の販売価格から送料と手数料を引くと、手元に利益が残りません。売上が高くても、利益は安い場合がある。これも、子供にはとても驚きのようでした。一方で配送料を考慮し、読まなくなった本を3冊セット・550円で売り、利益が300円出た時は、とても喜んでいました。

最も子供が驚いていたケースは、『ウルトラマンフェスティバル』の限定配布カードです。毎年夏に行われるウルトラマンフェスティバルでは、入場者限定のカードが1人1枚無料で配布されます。息子はカードには興味がなかったため、それを綺麗に保管しておき、メルカリに出品したところ、即日300円で売れました。

筆者と息子でメルカリに出品したウルトラマンカード

家族3人で行ったので、3枚×300円=900円。送料と手数料を引いても、600円程度の利益になり、そのおカネで自分が欲しかったウルトラマンの人形を購入できました。自分が興味ないものに値段がついて、そのおカネで自分の欲しいものが買えるということは、子供には驚きだったようです。

先日、ZOZOの田端信太郎氏が、YouTuberのHIKAKINが企画して売り切れ続出となった関東のセブンイレブン限定のポテトチップスを、息子も買い占めてメルカリで売ればよかったのに、という旨のツイートをし、話題になっていました。様々な物議を醸しましたが、これも子供に「販売の仕組みを理解させる」一環ということだと思います。

いずれにしても「マネー教育」を行うには、子供が興味を持っているテーマで、興味を持った時に、親の管理下で一緒に試すことが重要です。利用規約やルールを守るように、親が側についた状態で利用させましょう。

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