# 金銭教育

私がAmazonやメルカリを使って子供に「マネー教育」をする理由

タブー視する日本はおかしい
チヒロ プロフィール

Amazonで「マーケティング」の基礎を教える

私はファンド時代、投資対象の会社のコストカットをよく担当していました。コストカットの第一歩は「相見積もり」を取ることです。同じ商品やサービスを提供できる会社を競合させて、交渉し、価格の安い方から買う

当たり前だと思うかもしれませんが、物を買うときに、最も重要なプロセスです。このプロセスを経る癖をつけるだけで、購入の意思決定はとても研ぎすまされます。

とはいえ、子供が何かを買う度に、何店舗も回って値段を確かめて値下げ交渉するのでは、さすがに続きません。そこで相見積もりを取る癖を、最も簡単に定着させられる方法がAmazonなのです。

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子供は、目に入ったオモチャをすぐに買いたがりますよね。しかし、その場でスマホを使いAmazonで検索すれば、そのオモチャがAmazonでいくらで売っているかが分かります。大抵、Amazonの方が安く、店舗の方が高い。それはご存知の通り、Amazonでは家賃や人件費が余分に発生していないからですが、子供は知りません。

まずはその仕組みを教えることが大切。店舗がないからAmazonは安い。安く買えれば、余ったおカネで他のオモチャやお菓子を購入できるようになる。これは子供でも簡単に理解できます。

 

数年続けていると、相見積もりを取るのが習慣になります。そのため、長男は小学校入学時、最初に購入する絵の具やピアニカ等の備品を、全てAmazonで価格チェックしていました。小学校が提携している店舗の方が安い場合もあれば、Amazonで買った方が安いものある。それを全て自分で調べ、安くなった差額は、自分のお小遣いにする。コストカットをすると、自分に利益が返ってくるという感覚を身につけることが大切だと思います。

見積もりを取る度に、販売者の戦略を理解することができます。これこそマーケティングの基礎となるフレームワーク「4P(Product/ Place/ Price/ Promotion)」に他ならないのです。

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