愛人3人、借金13億円…亡くなったあの有名人たちの豪快すぎるエピソード

ハチャメチャだけど、もう一度会いたい
週刊現代 プロフィール

とにかく飲む仰木監督

昭和のスポーツ界で酒と女性を愛した豪放磊落と言えば、仰木彬である。近鉄の監督として『ニュースステーション』に出演した際、当時キャスターを務めていた小宮悦子から、CM中に電話番号を聞き出そうとした逸話はあまりにも痛快だ。

「'04年に仰木さんは金村義明とブライアントの3人でしこたま飲んだ翌日、そのままゴルフをしたそうなんです。金村とブライアントは二日酔いで電動カートに乗ったそうなのですが、仰木さんは歩きっぱなし。

昼にはビールまで飲んで、最終ホールのグリーンでは、二人を待っている間に腕立てや腹筋をしていたとか。あのブライアントが『化け物ね』と驚いていたそうです。

監督時代は試合後、すぐにシャワーを浴びて、バスタオル一枚で球場内を歩き回っていた姿も懐かしい。前がハダけても、本人はまったく気にしないんです(笑)」(元近鉄担当記者)

 

近鉄で選手、コーチとして仰木とともに過ごし、現在は三田学園硬式野球部総監督を務める羽田耕一氏が言う。

「仰木さんはよう飲みますし、よう食べるんです。選手の倍くらい食べていたんじゃないかな。僕が関わった監督で、仰木さんくらいお酒を飲む人はいないですね。

'04年オフにオリックスの監督を引き受けた後は体調が悪そうでした。その翌年の12月に亡くなりますが、監督を引き受けていなかったら、もっと長生きされていたかもしれません。でもやっぱり野球が好きだったんでしょうね。

いま僕が高校生を指導する際に気を付けていることは、先入観に縛られずに、その子の適性を考えること。これは監督時代の仰木さんを見ていて学んだとこです。仰木さんにもう一度会えたら、野球のこと、お酒のこと、いろいろ聞いてみたいですね」

ハチャメチャだった彼らのことを思い出すだけで、いまを生きる私たちまで元気になれる。

(文中一部敬称略)

「週刊現代」2019年2月9日号より