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死ぬ前にやらないと「手遅れ」になるから、準備しておくべきこと一覧

死んでから困らないために

死んでしまってからでは手遅れ

「オヤジ、遺産はどこに、どれだけあるんだ?」

こう訊ねても、「俺の財産を狙っているのか」と冗談めかして言われたり、あるいは「縁起でもない話をするなよ」と真顔で言われるかもしれない――。

老親に遠慮して、まだ聞けない人も多いだろう。だが、生きている間に聞き出しておかないと、死んでしまってからでは手遅れ。死後に家族が行う手続きは、予想以上に大変なものだ。

絶対に必要なもの、すなわち「老親が生きている間に聞いておくべきこと」を、順を追って説明していこう。

 

「老親の財産」がどこにあるのか、生前からある程度、把握しておくだけで、煩雑さは飛躍的に解消される。では、確認しておきたい財産とはどんなものか。

みお綜合法律事務所の澤田有紀弁護士が言う。

「基本的には、預貯金、有価証券、不動産が最も大きな財産ということになるでしょう。またゴルフ会員権貸金庫の存在、貴金属小切手、もちろんタンス預金もあります。生命保険証券も同様です。

全体をリスト化してもらうのがいいですが、せめて通帳のありかは事前に教えてもらうべきです」

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今後問題になりかねないのは、ネット銀行・証券のパスワード暗証番号だ。

郵送での通知が届かない会社も多く、存在自体に気付かないケースも多い。スマホのパスワードがわからないと、スマホだけで取り引きしている場合、手が付けられない。