2月13日 細菌学者フレミングがペニシリンを発表(1929年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1929年のこの日、イギリスの細菌学者アレクサンダー・フレミング(Sir Alexander Fleming、1881-1955年)が、ロンドンの医学研究クラブで講演し、前年に発見した抗生物質ペニシリンについて発表しました。

関連の日:9月30日 世界初の抗生物質「ペニシリン」発見(1928年)

[写真]アレキサンダー・フレミング
  アレキサンダー・フレミング photo by gettyimage

1940年には、エルンスト・ボリス・チェーン(Ernst Boris Chain、1906-1979年)とハワード・ウォルター・フローリー(Howard Walter Florey、1898-1968年)らが、ペニシリンを粉末状に分離することに成功し、その翌年、ヒトの感染症に治療効果をもたらすことが明らかになりました。

ペニシリンは、肺炎に罹ったイギリスの首相W. チャーチルを救ったという噂が広がったこともあり(実際には、合成抗菌薬のサルファ剤による)、一気に世界に知れわたりました。

フレミング、チェイン、フローリーの3人は1945年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。

  1945年のノーベル賞受賞者。左から、アルトゥーリ・ヴィルタネン(化学賞)、アレクサンダー・フレミングとエルンスト・ボリス・チェーン(生理学・医学賞)、ガブリエラ・ミストラル(文学賞)、ハワード・ウォルター・フローリー(生理学・医学賞) photo by gettyimages

フレミングは、ブドウ球菌の培養皿に、不注意から、青カビをはやしてしまったのですが、そこでカビのまわりだけ菌の増殖が抑えられていることに気付いたそうです。これが、世界初の抗生物質発見のきっかけでした。

まさに、失敗から生まれた大発見です。