野村證券がガリバーから転落…「SBI証券」に負ける日

今週の「AI株価予報」で読む
マネー現代編集部 プロフィール

SBI証券が野村證券を抜くのは「時間の問題」

野村證券は全国に幅広く顧客基盤を持ち、日本最大の口座数を誇ることから「証券業界のガリバー」と呼ばれてきた。しかし、その顧客基盤がいま大きく揺らいでいる。

「ひとつは野村證券の顧客の高齢化が目立ってきた。おのずと、かつてのように豊富な個人投資家の売買が期待できなくなっている」(前出・アナリスト)

追い打ちをかけるように、台頭してきたネット証券に顧客を奪われ始めている。

「最も勢いがあるのはネット証券最大手のSBI証券です。SBI証券の口座数は直近では450万口座を超えており、すでに業界ナンバー2の大和証券の口座数を上回っている。そのうえ、いまも右肩上がりで口座数を伸ばしていることから、SBIホールディングス社長の北尾吉孝氏は『野村證券の口座数を追い抜くのは時間の問題』と明言し始めているほどです」(大手証券関係者)

つまり、今回の野村證券の「1000億円赤字転落」は、同社がいま直面する本質的な問題を浮かび上がらせた形だともいえる。実際、『Phantom株価予報AIエンジン』が予想する野村ホールディングスの株価は下落相場を示しているのだ。

前出・藤本氏が言う。

「すでに野村ホールディングスの株価は下落している。しばらく上値の重い展開が続きそうです」

 

野村證券とは対照的に、本業絶好調の「あの企業」

そんな野村證券とは対照的に、今週の『Phantom株価予報AIエンジン』が上昇相場を予想しているのがNEC(6701)である。

前出・藤本氏が言う。

「NECは通信インフラ設備の国内トップ企業です。個人向けPCなど、様々なリストラを進め、BtoBビジネスに注力しており、米国の中国ファーウェイなどへの制裁がNECには大きな追い風になってきました。

サムスン電子と5G向け基地局開発で提携しており、5G関連投資の国内メーカー回帰の流れで絶好調。顔認証技術に強みを持っており、東京五輪関連銘柄としても注目されそうです。

すでに株価は一気に上抜けてきており、しばらく上昇相場が続きそうです」(前出・藤本氏)

つまり、野村證券とは対照的に本業が絶好調なうえ、ここからさらに波に乗っていけそうというわけだ。