# 金銭教育

将来、大金持ちになる子どもは「もし自分が社長だったら?」と考える

「世界の見方」を変えることから始めよう
菅井 敏之 プロフィール

家庭は「小さな会社」と同じ

でも、ちょっと待った。

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このレストランが入っているビルは誰のもの?

テナントの家賃をもらっている人がいるのでは?

名物カレーを商品にして販売している会社の社長はいないか?

カレーをレトルト商品にするための特許を持っている人は?

「経営者の目線で考える」とは、この「見えない収入と支出」まで発想できるようにすること。

レストランが入っているビルのオーナーや、オリジナル商品の販売会社、特許で収入を得ている人の存在は、レストランにいるときにはなかなか見えてきません。同様に、税金など、見えにくい支出のことまで会話が広がっていったらしめたものです。

「稼ぐ力」の基礎となるのが「オーナー思考」。

お金持ちは常に「経営者」つまり「オーナー」の発想でものを考えています。このオーナー思考を育てるときに大切なのが、ヴィジョンです。

 

先の例でいえば、アルバイトより社員に、レストランオーナーに、さらにビルオーナーに、ビジネスの起業者に……と、いうこと。できる限りより大きなヴィジョンで世界を見る視線を持つということです。

「今まで会社を経営したこともないし難しそう……」という声が聞こえてきそうですが、そうでしょうか?

家庭の経済というものは、小さな会社を経営しているのと同じです。

この予算で家族全員の夏服を買うにはどこのお店で買うか? 次の家族旅行にハワイに行くためには毎月いくら貯蓄にまわせばいいか? 今年のボーナスは少ないから、パパの新しいコートは来年までがまん……などなど。

コストを下げて、赤字を減らし、収益を増やしていくにはどうすればよいか。増えた収益を貯蓄や投資にまわし、さらに増やしていくにはどの商品を選べばよいか。将来を予測し発展に備えて、いまなにを準備しておけばよいのか――少し考えるだけでもおわかりいただけると思います。